よくある感染症について | 世田谷区桜新町の小児科 さくらキッズくりにっく

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よくある感染症について

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インフルエンザ

どんな病気? 主にインフルエンザA型とB型により、冬季を中心に流行する感染症です。他のかぜウイルスと比べて症状が重く、感染力が強いのが特徴です。
主にくしゃみや咳、鼻汁などを介して感染します。
症状 2-5日間ほど続く発熱、咳嗽・鼻汁などの感冒症状、腹痛や嘔吐などのお腹の症状を認めることもあります。
重症な合併症としてインフルエンザ脳症があります。意識障害や痙攣を起こし、死亡例や重い後遺症を残す可能性のある怖い合併症です。
診断 鼻の奥の粘液を採取して行う迅速検査で診断します。発熱早期では偽陰性になることがあり、一般的には発熱後12~24時間以上経過してから行うと良いと言われています。
当院では6歳以上のお子さんには喉の奥を撮影して検査をする方法もあります(nodoca)
治療 多くは自然軽快しますが、基礎疾患がある、喘息など重症化のリスクがある、また症状が強いお子さんには抗インフルエンザ薬による治療を行います。
内服と吸入があり、発熱後48時間以内に治療を開始することが推奨されています。
予防 インフルエンザはワクチン接種により重症化を防ぎ、罹患する可能性を減らすことができます。
生後6か月以降、13歳未満のお子さんは2回、13歳以上は1回の接種となります。また2歳以上のお子さんは経鼻噴霧ワクチンのフルミストも使用することができます。
その他 インフルエンザは学校感染症に指定されており、乳幼児・未就学児では発症後5日かつ解熱後3日、学童以上の児では発症後5日かつ解熱後2日経過するまで登園・登校停止となります。園や学校によっては登園・登校許可書が必要なこともあります。
ワンポイント
アドバイス
発熱から12時間以内の受診だと検査が正しくできない可能性があります。検査の有用性と治療の有効性を考え、全身状態は良ければ受診のタイミングは発熱後12時間から48時間以内が望ましいでしょう。
インフルエンザはどの年齢でも熱せん妄や異常行動が見られることがあります。お子さんをなるべく一人にせず、観察をしっかりと行いましょう。
また一度解熱しても再発熱するお子さんもいます。登園・登校許可書は解熱後すぐではなく、登園・登校できる日の前日か当日朝に受診していただけるとスムーズです。

溶連菌

どんな病気? A群β溶血性連鎖球菌による細菌感染症です。
症状 発熱、咽頭痛、発疹(細かくて赤い)、イチゴ舌、腹痛、嘔吐などがあります。飛沫感染によりうつります。
合併症として急性腎炎やリウマチ熱、扁桃周囲膿瘍があります。
診断 喉の奥を綿棒でぬぐう迅速検査で診断します。
治療 自然に軽快することもありますが、合併症や周囲の拡大予防を目的として抗菌剤により治療をします。
再発、合併症を予防するために処方された抗菌剤はしっかり飲み切ります。
その他 溶連菌は学校感染症にされており、抗菌剤を飲み始めてから24時間以上経過し、元気になるまでは登園・登校停止となります。園や学校によっては登園・登校許可書が必要なこともあります。
ワンポイント
アドバイス
溶連菌感染症は治療開始後概ね1日以内に解熱します。一方で慢性キャリア(保菌者)といって症状がなくても咽頭から溶連菌が検出されるお子さんが一定数おり、今回の発熱の原因となっていなくても検査で溶連菌が陽性になることがあります。
治療開始してから2日以上経っても解熱しない場合には、他の疾患や感染症の可能性がありますので、一度医療機関をご受診ください。
また浮腫や血尿などの症状がある場合、腎炎を合併している可能性がありますので、早めに医療機関にご相談ください。

アデノウイルス

どんな病気? アデノウイルスによる感染症です。ヒトに感染するアデノウイルスには多くの型が存在し、感染した型により様々な症状を呈します。
飛沫、糞口、接触感染でうつり、感染力の強い病気です。
症状 咽頭結膜炎(いわゆるプール熱):発熱、咽頭痛、充血、眼脂
流行性角結膜炎:充血、眼脂
その他発熱、腹痛、嘔吐、下痢を伴う胃腸炎や、血尿が見られる急性出血性膀胱炎などがあります。
診断 喉の奥を綿棒でぬぐう迅速検査で診断します。
治療 特別な治療法はなく、対症療法で自然治癒を待ちます。
その他 アデノウイルス感染症のうち、咽頭結膜炎と流行性角結膜炎は学校感染症にされており、症状改善後2日経過するまでは登園・登校停止となります。
園や学校によっては登園・登校許可書が必要なこともあります。
ワンポイント
アドバイス
アデノウイルス感染症は他のウイルス感染に比べて高熱が長引きやすい傾向にあります。辛そうなときは解熱剤を上手に使ってあげてください。
またアデノウイルスは感染力が非常に強いです。特に眼症状が落ち着くまでは家族内でタオルなどの共有はしないように気を付けましょう。

RSウイルス

どんな病気? RSウイルスによる感染症で、以前は冬に流行が見られていましたが、近年は初夏から秋にかけての流行に変わりつつあります。
飛沫、接触感染でうつり、感染力は非常に強く、2歳までにほぼ全員が一度は感染すると言われています。
免疫がつきにくいため何度もかかりますが、繰り返し感染することで症状は軽くなり、大人は通常の風邪症状のみで終わることがほとんどです。
症状 発熱、大量の鼻汁、鼻閉、咳嗽、喘鳴など
生後6か月未満の赤ちゃんは特に重症化しやすく、時に入院が必要になることもあります。
診断 鼻汁を綿棒で採取する迅速検査で診断します(ただし通常保険適応となるのは1歳未満です)。
治療 特別な治療法はなく、対症療法で自然治癒を待ちます。
喘鳴が強い場合には吸入を行うこともあります。
予防 早産児、心疾患や呼吸器疾患、ダウン症などのお子さんには予防策としてシナジスやベイフォータスなどの抗体を投与します。
また乳児期の重症化を防ぐため、妊娠中のお母さんがワクチンを接種することで赤ちゃんに免疫を届けるアブリスボの費用助成が自治体によって行われています。
その他 熱が下がって症状が落ち着けば登園は可能です。
ワンポイント
アドバイス
RSウイルス感染症で一番気を付けなければならないところは、ぜいぜいしていないか、呼吸が苦しくないかです。
赤ちゃんは苦しいが伝えられないので、小児の呼吸が苦しいときの特徴に注意して観察するようにしましょう→特徴はこちら

ヘルパンギーナ

どんな病気? 主にコクサッキーウイルス、エコーウイルスが原因となる夏かぜの一つで、乳幼児を中心に夏に流行します。
症状 突然の高熱が2-3日続き、喉の奥に痛みを伴う口内炎や水疱ができるのが特徴です。
診断 診察所見と周囲の流行状況から判断します。
治療 特別な治療法はなく、対症療法で自然治癒を待ちます。
その他 解熱し、水分・食事が摂れるようになったら登園・登校できます。
ワンポイント
アドバイス
喉の痛みが強く、水分さえ摂れなくなってしまうと入院して点滴が必要になることもあります。
食事は無理せずプリンやゼリーなどのど越しの良い、しみないものを与えるように工夫してみてください。

手足口病

どんな病気? 主にコクサッキーウイルス、エンテロウイルスが原因となる夏かぜの一つで、乳幼児を中心に夏に流行します。
症状 その名の通り、口の中、手(手のひら)、足(足の裏)、おしりなどに赤い発疹や水疱ができます。高熱がでることはまれです。数週間から1か月ほどして爪が割れたり、はがれたりすることがあります。
診断 診察所見と周囲の流行状況から判断します。
治療 特別な治療法はなく、対症療法で自然治癒を待ちます。
その他 解熱し、水分・食事が摂れるようになったら登園・登校できます。
ワンポイント
アドバイス
喉が痛いときはプリンやゼリーなどのど越しの良い、しみないものを与えるように工夫してみてください。
手足の発疹は痛みや痒みはあまり強くはありません(大人がかかると痛みがつらいときもあります)。特に塗り薬などは必要ありませんので、通常のスキンケアで過ごしてください。

マイコプラズマ

どんな病気? Mycoplasma pneumoniaeによる細菌感染によって起こる感染症で、お子さんの肺炎の原因の一つで、学童期以降の肺炎の原因として多く見られます。
飛沫・接触感染で、潜伏期は長く2-3週間と言われています。
症状 高熱と少し遅れて乾いた咳嗽が長く続くのが特徴です。咳は夜間に悪化することが多く、解熱後も3-4週間ほど続くのが特徴です。
お子さんは軽症の気管支炎で済むことも多いですが、一部で重症の肺炎になってしまうことがあります。
診断 診察所見と症状、周囲の流行状況から判断します。必要に応じて咽頭ぬぐい液による検査を行います。
治療 基本的には自然治癒しますが、必要に応じてマクロライド系の抗菌剤(クラリスやジスロマックなど)による治療を行います。通常は内服を初めてから2-3日以内に解熱します。
その他 主な症状が落ち着き、元気になれば登園・登校は可能です。
ワンポイントアドバイス:近年、薬剤耐性のマイコプラズマが増えてきています。抗菌剤を初めて2-3日経過しても症状の改善が見られない場合には、一度医療機関を受診してください。
また重症化すると入院が必要となる場合がありますので、お子さんの呼吸状態に気をつけて観察するようにしましょう→特徴はこちら

百日咳

どんな病気? 主に百日咳菌による細菌感染によって起こる急性気道感染症で、飛沫・接触感染によって感染します。
症状 カタル期と呼ばれる感冒症状ののち、特有の発作性の激しい咳嗽、吸気性の笛声(息を吸うときにヒューと音がする)を認める痙咳期、回復期を経て、通常2-3か月かけて回復します(およそ100日間咳が続くので百日咳と呼ばれています)。
生後6か月以下、特に生後3か月以下の乳児が感染すると重症化し、場合によっては無呼吸を起こし、死に至ることもあります。
診断 特徴的な咳嗽(コンコンと短い咳が連続して出たあとに、息を吸うときにヒューっと音が鳴る)、診察所見と周囲の流行状況から判断します。
必要に応じて咽頭ぬぐい液による検査を行います。ただし検査結果がわかるまでに1週間前後を要します。
治療 マクロライド系の抗菌剤(クラリスやジスロマックなど)を使用します。これらの抗菌剤は特にカタル期に有効です。
予防 日本ではお子さんの定期接種の中の、5種混合に含まれています。初回免疫として生後2か月から20日以上空けて3回、追加接種は初回免疫終了後標準的には6-18カ月の間隔を置いて概ね1歳時に1回、計4回を接種します。
この抗体は小学校入学ごろには少しずつ低下し、それによって小学校入学後の百日咳発症が増加する傾向にあります。これを予防するため、小児科学会では就学前と11-12歳での二種混合接種時に、三種混合ワクチンを接種することを推奨しています。
また米国では新生児の百日咳を予防するために、成人用三種混合ワクチン(Tdap)を妊婦に接種することで胎児への移行抗体を増加させることも行われています。
その他 学校保健安全法に基づき「第2種感染症」に指定されているため、「特有の咳が消失するまで」または「5日間の適切な抗菌剤治療が終了するまで」、登校停止となります。
ワンポイント
アドバイス
咳がつらいときは、加湿器などを使って、室内の湿度を50-60%に保つように心がけて下さい。
また寝るときは背中に大き目のバスタオルやクッションなどを当て、少し上半身を起こすと呼吸が楽になります。

クループ症候群

どんな病気? 感染やアレルギー反応により、上気道が狭くなって起こる疾患のことで、原因としてはパラインフルエンザウイルスやインフルエンザ桿菌などによる感染、異物誤飲、アレルギー反応などがあります。
お子さんで最も頻度の高いものは、いわゆる風邪ウイルスによる喉頭気管支炎です。
症状 犬が吠えるような、オットセイが鳴くような咳が特徴です。息を吸うときにぜいぜい、ヒューヒューすることもあります。特に夜間や明け方に咳が悪化する傾向にあります。
診断 特徴的な咳嗽から診断することができます。 受診時にはすでに特徴的な咳嗽が和らいでいることがあります。ご自宅で咳嗽を録音していただけると診断に役立ちます。
治療 のどの腫れを和らげる吸入(アドレナリン吸入)を行います。自宅で咳嗽がひどくなった時のためにステロイドを処方することがあります。
その他 主な症状が落ち着き、元気になれば登園・登校は可能です。
ワンポイント
アドバイス
クループ症候群は特に夜間・明け方に症状が悪化する傾向にあります。呼吸が苦しそう、咳がひどくて横になれないなどがあれば、救急外来を受診してください。
またクループ症候群の中に、b型インフルエンザ桿菌による急性喉頭蓋炎があります。突然の発熱、咽頭痛、吸気時喘鳴、よだれを垂らす、前かがみで下あごを突き出すような姿勢が特徴で、急激な気道閉塞から窒息に至り、場合によっては死に至ります。
泣くことで急激に悪化しますので、お子さんを泣かせないように安静を保ちつつ、すぐに救急要請をしてください。この病気は定期接種に含まれているHibワクチン接種により予防することができます。

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医院名
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診療内容
病児保育、小児科、育児支援、予防接種(ワクチン)、乳幼児健診
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