「小児科」×「病児保育」×「発達支援」
小児科の枠を超えた包括的なこどもサポートを
私は小児科医として大学病院、大学関連病院とその学校医を勤めて参りました。今まで病院で診ていたのは、こどもの一部でしかなかったことに気づき、病院と日常生活の現場とのギャップを少しでも埋め、こども全体を包括的にみられるような、小児科の枠を超えた、プライマリーケアを行う、こどものサポートができるクリニックを作りたいと思っておりました。
さくらキッズくりにっくでは、それを実現するために「小児科」と「病児保育」と「発達支援」の3つを基本に置いています。
小児科では、かぜなどの一般外来に加え、慢性疾患にも対応できるよう専門外来を設置しているのが特徴です。病児保育と発達支援は、どちらも小児科と一緒であることで、よりきめ細かいフォローを行うことができると考えております。
病児保育室「さくらんぼ」は、病気やけがのため保育園や幼稚園、学校に一時的に通園・通学できない児、またお仕事やご用時でお子さんに十分なお世話ができないご家族に代わって、看病し、一時的にお預かりする施設です。多職種のスタッフ(保育士・看護師・心理士・医師)が関わって、こどもとご家族が安心して回復に向かえるようケアいたしております。
発達支援室「あおぞら」は、多職種スタッフがいること、小児科が併設することで可能にした3本柱のサポート体制(診療+カウンセリング+療育)をとっています。ことばがおそい、落ち着きがない、かんしゃく、集団行動が苦手、こだわりが強い、といったこどもの発達・特性に関わる相談はもちろん、親子の接し方の悩み、育てづらさに不安を感じておられる方などに個別から集団療育まで、それぞれのこどもにあった療育プランを提供いたしております。
「全てはこどもの笑顔のために」という想いを大切に、こどもとそのご家族も含めた地域の子育てのお役に立ちたいと思っております。この地域貢献を、さくらキッズくりにっくの理念に掲げ、日々精進して参りたいと存じます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。