こどもの事故② 転落編

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こどもの事故② 転落編

こんにちは。さくらキッズくりにっく看護師です。

前回の投稿に引き続き今回はよくあるご相談「こどもの事故 転落」についてです。

 

小さいお子さんの死亡原因の多くは不慮の事故です。死亡まではいたらないまでも事故や怪我は日常的にたくさん起こっています。そしてその多くは「予測できないこと」ではなく、環境を整えたり、大人のちょっとした配慮で防げるものが多くあります。

 

お子さんは、運動機能や認知機能など日々成長・発達しています。昨日までできていなかったことでも、あるいは午前中までできていなかったことでも、ある日突然できるようになったりします。また、自分の周りのことに興味津々です。とても喜ばしいことですが、一方で様々な危険に遭遇する恐れも増えてきます。

 

今日はその中で「転落予防」についてお伝えしたいと思います。

0~2歳のお子さんで多い転落には

☆大人用ベッドやソファからの転落

☆ベビーベッドやオムツ交換台からの転落

☆抱っこ紐からの転落

☆ベビーカーからの転落

☆椅子やテーブルからの転落

などがあります。他にも車や自転車、中には洗濯機からというお話も聞きます。

 

こどもは、大人に比べ、体重に対して頭の重さの割合が大きく、転落時には頭から転落するということも往々にして起こっています。当院でも「頭を打った」というのは、とても多いご相談のひとつです。

 

ひとときも目を離せない小さなお子さん、

ほんの一瞬視線を外したその時に…ということも多く、子育て中のお父さん、お母さんのその神経の使いようといったら…感服しかありません。

 

ですが、「知っておく」ことで防ぐことができることがあります。

 

◎転落予防のために

 〈ベビーベッド、大人用ベッド、ソファ、オムツ交換台など〉

 🌸2歳になるまではできるだけ大人用ベッドには寝かせないようにしましょう。

 🌸ソファに一人で寝かせないようにしましょう。

 ソファは思った以上にお子さんの体が沈んだり、手前側が下がっており、寝返りのできないお子さんでも手足を動かすことで滑り落ちることがあります。

 🌸ベビーベッドは常に柵をしておきましょう。柵のロックを確認しましょう。

 柵のロックがうまくかからないままで、お子さんが捕まった際に落下することがあります。

 よじ登れる月齢になったら、ベビーベッドは高さを低くするか、難しければ使用しないようにしましょう。

  🌸施設にあるおむつ交換台などの高さのある場所 でおむつ替えをする時は、事前に準備し、片付けやゴミ捨ては子どもを 降ろした後にしましょう。備え付けのベルトを使用しても確実な転落防止にはなりません。

 〈椅子、ハイチェア〉

 🌸椅子や子ども用ハイチェアの上で立ち上がったり 、座ってテーブルを蹴ったりさせないようにしましょう。

 🌸ハイチェアの安全ベルトは、必ず締め、緩みがない安全な状態で使用しましょう。

 🌸椅子で遊ばせないようにしましょう(?)。大人がそばにいられない場合には、ハイチェアからおろしましょう。

〈抱っこ紐〉

 🌸抱っこ紐使用時に物を拾うときには前にかがむのではなく、腰を落とすようにしゃがみ込み、拾いましょう。

  やむを得ず、前にかがむ際には 、必ず子どもを手で支えましょう。 

 🌸おんぶや抱っこをする時や、降ろす時は、低い姿勢で行いましょう。 

 🌸バックル類の留め具や、ベルトのゆるみ、子供の位置など、取扱説明書を読んで、正しく使用しましょう

〈ベビーカー〉

 🌸ベルトは必ず、正しくしっかりと締めましょう。 ベビーカーの横から手足や頭部がでる状態は、ベルトが緩んで使用している可能性が高いです。

  🌸段差に引っかかったり 、 荷物をぶら下げていることでバランスを崩したりして転倒することがあるので、注意しましょう。 

 🌸ベビーカーで電車やバスに乗る時は、余裕をもった移動を心がけ、周囲 の状況に注意し安全を確認しましょう。

〈ショッピングカート〉

 🌸ショッピングカートの上に子どもを立たせたり、ショッピングカートで遊ばせたりしないようにしましょう。ショッピングカートを使用する前に、お子さんに座って乗ることを約束して、守れていたら褒めることをしてみましょう。

 🌸ショッピングカートの幼児用座席以外に子どもを乗せないようにしましょう。

 

そして。。。

 🌸洗濯機や高い台にお子さんを乗せないようにしましょう。

 

お子さんは毎日成長しています。寝返りをしなくても大人が「動かない」と思っていても

手足を動かし、動くことができます。

また、何かに乗っている、地面より高いところにいる状態の時には目を離さないようにしましょう。

 

それでも転落してしまったら・・・

まずはどこを打ったのか確認しましょう。

出血を伴う怪我はありませんか? 出血箇所があれば清潔な布で圧迫止血します。

しっかり泣きましたか?意識はありますか?→なければ救急搬送してください。

嘔吐したり、顔色が悪いことはありませんか?→早めの受診をしましょう。

手足の動きはいつもと変わりませんか?手を動かさない、足を動かさないなど特定の場所をかばう様子があれば受診しましょう。

 

しっかり泣いて、普段通りの視線、会話、様子であれば、緊急で受診する必要はありませんが、その後24時間から48時間は普段の様子から変化が無いかしっかりと観察してあげてください。

頭を打っている場合、打った時は元気でもその後に急に具合が悪くなることがありますので目を離さないようにしましょう。

 

それでも判断に迷ったら・・・当院にご相談ください。

 

小さな怪我は成長の証でもありますが、大事にならないように皆さんの一助になればと思います。

院長 藤井 明子
記事監修
院長 藤井 明子

北里大学医学部卒、東京女子医科大学医学系大学院修了、東京女子医科大学病院、千葉市立海浜病院、長崎大学病院、長崎県立こども医療福祉センター

医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医

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