こどもの事故⑦ 子どもの溺水事故を防ぐ!命を守るためのポイント|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

WEB予約はこちら
インフル外来予約はこちら
フルミスト外来予約はこちら
フルミスト外来予約はこちら
さくらキッズくりにっく
お電話でのお問い合わせ
Tel.03-5451-0016
桜新町の小児科さくらキッズくりにっく
TEL
MENU

ブログ

Blog

こどもの事故⑦ 子どもの溺水事故を防ぐ!命を守るためのポイント

これから夏に向けて、お子さんが水辺で遊ぶ機会が増えることと思います。しかし、毎年残念ながら、お子さんの溺水事故が後を絶ちません。溺水は、一瞬の不注意が命に関わる重大な事故です。当院では、お子さんたちが安全に夏を過ごせるよう、保護者の皆様に改めて溺水事故に関する注意点をご案内させていただきます。

溺水事故は、こんな場所で起こりやすい!
<家庭内>
お風呂: 浴槽にわずかな水が張ってあるだけでも、乳幼児は溺れる可能性があります。保護者の方が体を洗っている間など、目を離した隙の事故が非常に多いです。
洗濯機、バケツ、たらい: 残った水に顔を突っ込んでしまう事故も報告されています。
ビニールプール: 自宅の庭やベランダに設置するビニールプールでも、水深が浅くても危険です。
<屋外>
河川、池、用水路: 水遊びや釣りなどで近づく際は、特に注意が必要です。滑りやすい場所や急な深みがあることもあります。
海、プール: ライフジャケットの着用や、監視員の指示に従うことが重要です。波打ち際や混雑した場所では、お子さんを見失いやすいです。

お子さんの溺水を防ぐために、以下の点を徹底してください。
絶対にお子さんから目を離さないでください!
お風呂では、お子さんだけを残してその場を離れることは絶対にやめてください。電話や来客対応などでやむを得ず離れる場合は、必ずお子さんを浴槽から出し、脱衣所に連れて行くなどして安全を確保してください。
ビニールプールや水遊び中も、大人が常に手の届く範囲で付き添ってください。「ちょっとだけ」のつもりでも、事故は一瞬で起こります。
水がある場所は、常に危険が潜んでいると認識してください。
入浴後のお風呂の残り湯はすぐに抜く、洗濯機の蓋は閉める、バケツやたらいに水を溜めっぱなしにしないなど、家庭内の水辺の危険を排除しましょう。
お子さんに水の危険性を教えてください。
年齢に応じて、水の怖さや水辺での注意点(一人で近づかない、飛び込まない、など)を繰り返し伝えましょう。
ライフジャケットを正しく着用させましょう。
水辺で遊ぶ際やボートに乗る際は、お子さんに合ったサイズのライフジャケットを正しく着用させてください。
もしもの時のために、応急処置を知っておきましょう。
万が一、お子さんが溺れてしまった場合、すぐに救助し、必要であれば心肺蘇生法(CPR)を行う必要があります。地域の救急講習会などに参加し、知識と技術を身につけておくことをお勧めします。すぐに119番通報してください。

お子さんにとって、水遊びは楽しい時間です。しかし、同時に危険と隣り合わせであることを忘れてはなりません。保護者の皆様の注意と行動が、大切なお子さんの命を守ります。
ご不明な点やご心配なことがございましたら、お気軽に当院にご相談ください。

院長 松岡 明希菜
記事監修
院長 松岡 明希菜

滋賀医科大学医学部医学科 卒業、大津赤十字病院初期研修医、滋賀医科大学医学部付属病院 小児科、静岡県立こども病院 血液腫瘍科、聖マリアンナ医科大学病院 小児科助教

小児科専門医、血液専門医

詳しい医師紹介を見る  クリニックの予約を取る

お知らせ

ブログカテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ