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みなさんこんにちは、さくらキッズくりにっくです。
インフルエンザを懸念する時期になりましたね。東京都の発表では、毎週のインフルエンザ感染者が徐々に増えているとのことです。
三井医師もブログにてインフルエンザの投稿をしておりますのでご覧ください。
リンクはこちら
みなさんはインフルエンザ予防の対策はできているでしょうか?
今日は予防方法とインフルエンザになったときの対応についてもお話ししたいと思います。
🌸まずインフルエンザって?
インフルエンザは秋から冬にかけて流行する感染症です。
感染の広がり方は飛沫(くしゃみ、鼻水など)と空気(咳やくしゃみが空気中に広がったもの)です。
なので集団感染を起こしやすいのも特徴です。手洗いうがいや、人の多いところを避けるなどの対策が大事ですね!
🌸主な症状は?
・高熱 ・咳、鼻水 ・痛み(関節痛、頭痛) ・腹痛や吐き気
🌸検査方法は?
当院では、インフルエンザ抗原検査に加え、インフルエンザPCR検査を導入しております。
抗原検査は、発熱から間が空かずに検査をすると陽性とならない場合があります。そのため結局翌日再検査し、陽性となる場合が多くあります。それと比較してインフルエンザのPCR検査では、発熱12時間以内でも早期診断が可能です。当検査は鼻腔ぬぐい液にて約20分で結果判定可能です。
インフルエンザPCR検査の対象は、5歳未満で、PCR検査を行う場合は医師の判断となります。
🌸インフルエンザの予防策
風邪と同じく、お家に帰ったら手洗いうがいをしましょう
また流行しているときは人混みは避け、マスクを着用しましょう
免疫力を高めるために、早寝早起きや栄養の摂れた食事が大事です
お部屋に加湿器を置くなど乾燥に気を付けましょう。こまめな換気も大事です
流行の前にワクチン接種をすると重症化を防げるのでおすすめです
🌸インフルエンザにかかったときの治療方法は?
インフルエンザ用の薬があります。
内服の薬と、吸入の薬があるので、年齢や状態に合わせて処方されます。
🌸出席停止になるの?
出席停止期間がある病気です。
【乳幼児・未就学児】
発症5日が経過し、かつ解熱3日が経過するまで。
【学童以上】
発症5日が経過し、かつ解熱2日が経過するまで。
ですがその期間を終えても食事が摂れなかったり、活気がない状態で登園・登校すると更に悪化する可能性もあるので、本人の状態に合わせてしっかり休んでくださいね。
🌸お家で過ごすときの注意点
人によって症状の種類や重症さは異なりますが、インフルエンザになると、高熱や関節痛で体も心も辛い状態になってしまうことがあります。とくに、小さなお子さんや、呼吸器疾患を持っていたり、ワクチンを打っていないと重症化することがあります。
お家で、安静に過ごしましょう。マスクをして家族にうつらないよう対策が必要です。
大人でも辛くて動けなくなることもあります。小さなお子さんは、自分で「痛い、苦しい」と伝えられない場合もあるので、ご家族がよく観察することが大事になりますね。
よく見ていただきたいところ
・内服しても熱が下がらない(内服2日で解熱することが多いです)
・水分が摂れない
・食事が摂れない
・水分を摂っても嘔吐してしまう
・痙攣、意識障害(呼んでも反応ない、痛みに反応ない等)
・熱せん妄(異常行動、言動)
中学生、高校生のお子さんでも熱せん妄が生じることがあります。大きなお子さんだからと安心せず、目を離さないようにしましょう。
上記の症状があれば受診、場合によっては救急車を呼んでください。
不安や分からないことがあれば病院に気軽に相談してくださいね。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医