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こんにちは。今日は低身長についてのお話です📝 低身長が病気という訳ではない。 その見極めをするのが私たちの仕事です。 まず、低身長とは本当は病気ではないです。症状でもない。 ただ、そこの見極めは本当に難しく、低身長ではないのですが、もう少し身長を伸ばしたい方でも低身長として思ってしまいます。 実際、低身長とはどういう定義になるのかといったら、少し難しくなりますが、次の通りです。 ①標準身長と比較して身長が‐2SD以下、または3パーセンタイル以下ということ ②成長速度が2年以上にわたって標準値の‐1.5SD以下である成長率低下 上記2点を合わせて成長障害(低身長)と分類されます。 (SDとは統計で使用される標準偏差のこと) ‐2SDを下回る割合は2.275%、一概には言えませんが、子供100人中2~3人が低身長であると分類されてしまいます。 これら低身長のお子様の中に、内分泌の病気が隠れていることがあります。 小児の内分泌の病気とは、ホルモンに関係した病気のことです。 例えば、身長が低い、身長の伸びが悪い、思春期が早く来てしまった、肥満が気になる、やせすぎかもしれない、夜尿が治らない等・・・ これらは、内分泌疾患、染色体異常、SGA性低身長といった体質性異常、骨・軟骨の異常、心臓・腎臓・肝臓・腸の病気をはじめとする主要臓器の病気が隠れていたりします。 また、身体的要因と、DV等を受け愛情が感じる事が出来ずに低身長になってしまう、また、思春期頃のお子様の心の中はナイーブで複雑で、自身にセーブをかけ精神的ストレスによる心の病気もある可能性もあります。 私たちでお手伝いできるのは、それらの大元の病気が何なのか、そして、今後のサポートをすることがなりより大切だと考えております。 だからこそ、些細なお悩みでも構いません。 当院には内分泌系を専門とする医師がおります。 まず、相談していただきたいと思っております。 さくらキッズくりにっく (桜新町の小児科)
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医