夏に注意!子どもの溺水|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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夏に注意!子どもの溺水

こんにちは

さくらキッズくりにっくの看護師です。

お子さんの夏休みも始まり、色々なところにお出かけする機会も増えていると思います。

今回は、お子さんに起こりやすい事故の中から、溺水についてお伝えいたします。

暑い日々が続くと、海やプール、河川など、水辺で涼むことも多くなると思います。

この時期に毎年のようにニュースになる事といえば、お子さんの溺水です。

大切なお子さんの命を守るためにも、どんな危険があるのか確認していきましょう。




🌸どんな場所で溺れるの?

①5cmの深さで溺れる!

お子さんは、鼻と口を覆うだけの水があれば溺れてしまいます。少しの水だったから、浅いところだからとお子さんから目を離してしまうと、事故につながる危険があります。

②水辺や普段のお風呂も危険!

0〜1歳は入浴中の溺水事故が最も多く、3歳以上になると、河川での事故が多いといわれています。普段のお風呂にも、危険はつきものです。体を洗ったりと、少し目を離した隙に溺れてしまっていたということも聞かれています。

 

〈海での注意点〉

・ライフセーバーや監視員がいるなど、適切に安全管理がされている場所を選びましょう

・必ず指定された遊泳エリア内であることを確認しましょう

・岩場や防波堤の近くは沖に流されやすいため遊泳は避けましょう

・必ず目を離さずに、何かあった時にすぐに手が届く距離で見守りましょう

・安全のために、あらかじめ天候や潮の満ち引きも調べておきましょう

・防波堤などでの釣りの際にも、海への転落の危険があるため、ライフジャケットを着用しましょう

〈川での注意点〉

・川の流れは一定ではないため、穏やかな流れに見える部分でも注意しましょう

・川の近くで遊ぶ時には、滑りにくく脱ぎにくくかかとのある靴を履きましょう

・天候不良時や川の上流で雨が降っている時には、川が増水する恐れがあるため、近づかないようにしましょう

・帽子やサンダルが流された際にも、拾いに行かないようにしましょう

・事前に放流情報を確認し、サイレンがなったらすぐに離れましょう

 

★万が一落ちてしまった時のため、海や川に行かれる際には、ライフジャケットを体に合わせて正しく着用しましょう

★体調が悪い時には無理をせず、遊ぶのをやめましょう




🌸大事なこと

注意しなくてはならないのは、”お子さんは静かに溺れる”ということです。

これは本能的溺水反応といわれるもので、溺れている状況が理解できなかったり、声を出す余裕がなくなってしまうため、静かに溺れるといわれています。

お風呂で遊んでいるお子さんのはしゃいでいる声が聞こえなくなった!そんな時に、静かに遊んでいるんだなあと思っていたら、実は溺れていたというケースも珍しいことではありません。



水辺での遊びは、涼しく気持ち良いものですが、安全第一に!

楽しい思い出を作るためにも、水の近くにいる際には、お子さんから目を離さないようにしていきましょう。

 

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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