赤ちゃんの歯磨きはいつから?|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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赤ちゃんの歯磨きはいつから?

乳幼児健診のときにお口の中を見ると、小さなかわいらしい歯がちょこんと生えているのを見かけます。お子さんの成長を一緒に喜ぶとともに、ご両親から「子どもの歯っていつから磨けば良いのですか?」というご質問を頂きます。

そこで本日は赤ちゃんの歯の生え方、歯磨きについてお話していきます。

 

🌸赤ちゃんの歯はいつから生えるの?

通常は生後6-8か月ごろ、下の中央の歯2本から生え始めます。その後上の歯が生え、1歳ごろには上下8本が生え、1歳6か月から2歳6か月ごろまでにすべての乳歯20本が生えそろいます。

ただし、歯が生える時期や順序に関してはかなり個人差があります。生後3か月から生えている子もいれば、1歳6か月過ぎても生えなかったというお子さんもいました。標準から6-7か月くらいのずれであれば問題ありません。

1歳過ぎても生えてこない場合を、乳歯萌出遅延と言います。早産児や低出生体重児に多く見られますが、歯以外の成長、発達に問題がなければこちらも特に心配はいりません。

 

🌸歯磨きはいつからやるべき?

歯が生える前からスキンシップもかねて、口のまわりや口の中を触るようにし、口を触られることを嫌がらないように準備していきます。

最初の歯が生えたらお手入れを始めましょう。

時間帯はいつでも構いません。赤ちゃんのご機嫌が良いときに、遊びながら、そして褒めながら、1日1回磨く練習をしていきましょう。最初は濡れたガーゼや市販の歯磨きナップなどを使用していただくのも良いですね。

赤ちゃんがだんだん慣れてきたり、前歯が2本ずつ生えたら、赤ちゃん用のヘッドの小さい歯ブラシを使って1本1本丁寧に磨くようにしましょう。

 

お子さんたちは歯磨きが大嫌い!です。最初から完璧に磨こうと意気込みすぎず、ご両親もお子さんも一緒に一歩ずつ慣れていくイメージで初めてみてください。まずは歯磨きの習慣をつけることが大切です。

 

🌸定期的な歯科受診をお勧めします。

世田谷区では1歳6か月と3歳健診時に集団歯科検診が実施されます。それ以外でも例えば上下8本生えそろったら、あるいは融合歯や歯並びが気になる場合には、歯磨き指導も含めて歯医者さんデビューを考えても良いでしょう。

 

何度も言いますが、お子さんはとにかく歯磨きが大嫌いです。最初は格闘しながら歯磨きをすることも多いでしょう。歯磨きをお子さんに楽しく行っていただくための、アニメーションや絵本を活用したり、お気に入りのキャラクターの歯ブラシやコップを使う、ご褒美シールなどを用意したりして、少しでもお子さんが楽しく歯磨きができるように工夫してみましょう。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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