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こんにちは、さくらキッズくりにっく看護師です🌸
2才までにほぼすべての乳幼児が感染する、RSウイルスについて説明させていただきます。
☆RSウイルスの特徴
・RSウイルスにより引き起こされる呼吸器感染症
・感染力や繁殖力が非常に強い
☆感染経路
・飛沫感染→咳やくしゃみで空気中に拡散
・接触感染→ウイルスが付着したドアノブを触るなど
☆症状
(軽度の場合)
・鼻水、咳、喉の痛み
・軽い発熱
(重度の場合)
・呼吸困難
・ゼーゼー(喘鳴)
・食欲不振、脱水
☆誰が感染しやすいか
・乳幼児
→特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんは重症化するリスクが高い
*入院に至るケースもあります
(酸素投与、人工呼吸器で対応など)
*入院患者の約4割が生後6カ月までの赤ちゃん
→中でも多いのが生後1カ月
・高齢者
☆潜伏期間
・平均4〜5日
☆潜伏期間から症状が治まった後1~3週間、トータルで約1カ月ほど感染力が続く
→そのため保育園や幼稚園、学校など集団生活において感染が避けられない😣
☆治療薬
・残念ながら治療薬はありません、、、
→症状を和らげる対処療法になります
☆予防方法
*麻疹や水痘などとは違い、免疫ができても何度も感染する
→そのため、親から子どもへうつしてしまうことも💦
・手洗いや手指消毒、換気、マスクの着用
・家族内でも風邪症状のある人との接触を控える
・生後6ヶ月の子はできるだけ寝室を分ける
・妊婦さんへのワクチン接種(アブリスボワクチン)
アブリスボワクチン
妊娠後期に妊婦さんがRSウイルスのワクチンを接種することで、十分な免疫を胎盤を通して与え、新生児期の赤ちゃんを守ることができます。
おなかの中の胎盤を通じて受け取る母子免疫(自然感染の母子免疫)では、感染を防ぐのに十分ではないのがRSウイルスの怖いところです。
上記にあげましたが、RSウイルス感染症で重症化する1番のピークは生後1カ月です。
家族みんなで感染予防をしましょう!!
さくらキッズくりにっくでは、妊婦さんにアブリスボワクチンを接種することができます。
*対象:妊娠24~36週→抗体がつくまでに2週間かかるため
*費用:35200円
事前予約が必要ですので、お電話でご予約をお取り下さい。
電話:03-5451-0016
予約だけでなく、気になることがあればお気軽にお問い合わせください😌
また、当院では出産前のプレパパ・プレママに対してもご相談を承っております。
生まれてからのお子さんのこと、赤ちゃんの生活について、赤ちゃんの病気について、予防接種のことなどなど・・・
ご希望の場合はお電話でご予約下さい。
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上記のリンク先に誤りがあったため、訂正しています。(2025.2.19 17時時点)
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医