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「読み書きサポートQ&Aカフェ」開催レポート~先輩ママの工夫がすごい!~

7月16日に開催された、読み書きの心配を全部持ち寄るおしゃべりサロン「読み書きサポートQ&Aカフェ」に3名の方がご参加くださいました。

お1人は当院の「読み書きサポートラボ」に通っているEさんのお母様。Eさんの読み書きの困難に気づいてからどんな道筋をたどってきたのか、ご家庭でどんな工夫をしてきたのか、ご家庭で使用しているグッズ等、先輩ママとしてたくさんのお話をしてくださいました。

 

境遇が似た親御さん達なので、すぐに打ち解け、話がはずみました。「こういうときはどうしていますか?」「これはどこで購入できるのですか?」など、たくさん質問も出ました。

そんなEさんママのご家庭での工夫と、サロンの内容を紹介します。

 

①漢字ドリルの工夫…読み書きの困難があると、今お子さんが読み書きできる漢字と学校での学習内容との間に大きな開きが出ることがあります。そうなると子どももやりたがりません。

Eさんのご家庭では、お母さんがシールに漢字を書き、Eさんが該当の漢字を選んで貼るスタイルで取り組んでいます。

この方法は、漢字書字は難しくても、入力して正しい漢字を選ぶ力につながります。また、熟語の意味を確認することで、語彙力形成につながります。漢字が書けることよりも大切な力です。

 

 

②漢字ドリルの工夫・その2…学年が上がって画数が増えてくると小さなマスの中に書くのは大変!Eさんママは担任の先生と相談し、学校指定の漢字ドリルではなく、マスが色分けされた「カラーマスノート」を宿題用として代替しています。

 

③算数ドリルの工夫…算数の文章題を自分で読むのは大変です。この音声ペンを使うと、専用のシールに録音することができます。Eさんママが事前に文章題を読み上げ録音しておき、Eさんはペンで録音された音声を聞きながら文章題に取り組んでいます。

 

〇その他、「読み書きの困難ってどういうこと?」を疑似体験するミニワークも行いました。

「え、読み終わらない…」「どうしよう、全然書けなかった」…焦るお母さま方。

「読めないってこういう感じなんだ…確かに大変」「子どもの気持ちが分かった」といった感想が寄せられました。

子ども達がどんな苦労を味わっているか、決してサボっているわけではないことを体感することは大切です。

 

〇従来の「書いて覚える」漢字学習ではなく、多感覚を使った漢字学習法も体験しました。これで、今回参加された3名の方全員が「鬱」の漢字が完璧に書けるようになりました!

 

〇教材の展示も行いました。読み書きの困難を支援する当クリニックの「読み書きサポートラボ」で普段使っている教材の一部です。

とても盛りだくさんの時間となりました。当日は雨でしたが、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

 

院長 松岡 明希菜
記事監修
院長 松岡 明希菜

滋賀医科大学医学部医学科 卒業、大津赤十字病院初期研修医、滋賀医科大学医学部付属病院 小児科、静岡県立こども病院 血液腫瘍科、聖マリアンナ医科大学病院 小児科助教

小児科専門医、血液専門医

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