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新型コロナウィルス感染症に伴い休園しているところもでてきています。
お子さんの新型コロナウィルス感染症の報告を伺うことも増えてきております。
お子さんが新型コロナウィルス感染症にかかった場合、大変心配かと思います。
自宅療養されている時に気を付けることをお伝えいたします。
☆ 観察ポイント
基本的には、風邪などの発熱時に観察するポイントと大きくかわりはありません。
お子さんの機嫌、食欲、顔色、胸やお腹がいつもよりも深くへこむような呼吸をしていないか、肩を上下するような呼吸をしていないか、などを確認してください。
機嫌がよく、食欲があり、顔色が普通であれば基本的には心配ありません。
逆に、意識がはっきりしない、機嫌が悪い、水分がとれない、顔色が悪い、息が苦しそうなどの場合には、かかりつけ医に相談をしてください。
☆ 家族に感染を広げないために気を付ける事
自宅療養者向けのハンドブックを参考にされると良いでしょう。
・療養する方の部屋を分け、日中はできるだけ換気しましょう。
・感染者のお世話をする方は、できるだけ限られた方にしましょう。
・お世話をする人は、マスクをつけ、こまめに手洗いをしましょう。
・同じ部屋にお世話する方が一緒にいる場合には、感染者が2歳以上でマスクの着用ができる方は着用しましょう。
感染者のマスク着用については、お子さんの症状が出てから10日間または、症状が治まってから3日間、どちらかの長い期間が過ぎたら外しても構いません。
・マスク着用の際には、熱中症にならないように、部屋の温度に気を付け、冷房など適切に使用しましょう。
・トイレなど共有部分を掃除・消毒しましょう。
新型コロナウィルスは便にも排出されます。おむつ交換の際には、シートを使用し、交換後の消毒を行いましょう。おむつを捨てる際にはビニールで二重に密閉して捨てましょう。トイレを使用した後にも消毒を行い、手洗いを行いましょう。
・汚れたリネン・洋服を洗濯しましょう。
・ゴミは二重に密閉して捨てましょう。 →参考:環境省HP
何かご心配な事があれば、かかりつけ医に相談をしてください。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医