こどもの身体 これってなぁに? 赤ちゃんの爪のトラブル|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

WEB予約はこちら
インフル外来予約はこちら
フルミスト外来予約はこちら
フルミスト外来予約はこちら
さくらキッズくりにっく
お電話でのお問い合わせ
Tel.03-5451-0016
桜新町の小児科さくらキッズくりにっく
TEL
MENU

ブログ

Blog

こどもの身体 これってなぁに? 赤ちゃんの爪のトラブル

健診でのあるあるなご質問の一つに赤ちゃんの爪問題があります。
反り返っているのですが大丈夫ですか?、爪がすぐに割れてしまいます、爪が剥がれて赤くなってしまいました、など、小さなお子さんや赤ちゃんの爪トラブルって意外と多いものです。

本日はそんな赤ちゃんの爪についてのお話しです。

 

🌸赤ちゃんの爪が反る

一番よくある質問です!

通常爪は中央が少し膨らんだ形をしていると思いますが、逆に中央がへこんだ状態になっているものもあります。これを匙状爪(スプーンネイル)といい、大人だと鉄欠乏性貧血などの栄養状態によって起こるともいわれているので、心配になる親御さんも多いと思います。

赤ちゃんの爪はもともと大人の爪と比べて半分くらいの厚さしかなく、薄くて柔らかいです。そのためハイハイをする時期になると、爪に圧が加わることで簡単に反り返ってしまいます。しっかり歩けるようになったり、靴を履くようになると自然に治っていきます。

顔色が悪い、元気がない、極端な偏食がある(例えば牛乳の飲みすぎ)などがなければ、特に心配することはありません。

 

🌸赤ちゃんの爪が割れる

これも先ほどの反ることと同じ理由で、赤ちゃんの爪は薄くて柔らかいので簡単に割れてしまいます。中にはハイハイをしていたらベロっとめくれてしまったなんて恐いこともあります。爪はまた下から新しいものが生えてくるので心配はありませんが、割れた爪が引っかかって、出血してしまうなどがあれば除去する必要かもしれません。

 

🌸巻き爪、爪周囲炎

大人でも同じことが起きますが、赤ちゃんの爪も切りすぎると巻き爪になってしまいます。そこから細菌が侵入して感染を起こすと赤く腫れる爪周囲炎になります。また赤ちゃんたちは指しゃぶりでも感染を起こすことがあります。抗菌剤の軟膏を塗って治療をすることもありますので、一度見せていただくことをお勧めします。

 

🌸爪のケアはどうしたらいいの?

赤ちゃんの爪は定期的に切ってあげる必要があります。一概にこのくらいの頻度というものはありませんが、伸びすぎると爪で引っ搔いて傷を作ることがありますので、指先より伸びてきたら切ってあげるようにしましょう。慣れないうちは就寝中がおすすめです。

そして切るときのポイントは、ラウンドではなくスクエアに切ること!そうすることで巻き爪を防ぐことができます。ハサミが難しいようなら爪やすりを使うことも良いでしょう。

また割れたり、反り返ることを防ぐ方法の一つとして、乾燥を防ぐことも大切!指先、爪までしっかり保湿していきましょう。

 

今日は赤ちゃんの爪のお話しでした。かわいい爪、しっかりケアしていきましょう。

またもう少し大きくなったお子さんたちの悩み、爪を噛む癖については藤井先生監修のこちらの記事をご参照ください。

爪を噛む癖は治る?子どもの爪噛みの原因や家庭でできる対処法【医師監修】

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

詳しい医師紹介を見る  クリニックの予約を取る

お知らせ

ブログカテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ