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青空を忘れてしまいそうなほど長雨☔が続いております。
みなさん、いかがお過ごしですか?
今日は、ただ今流行中の「手足口病」✋👣👄のお話です。
〇どんな病気?
夏かぜの一つで、その名の通り、手・足・口に発疹ができるウイルス性感染症です。
コクサッキーA16、A10、A6、エンテロウイルス71が主なウイルスです。
〇感染経路は?
飛沫感染(鼻水、よだれ、くしゃみなど)
糞口感染(なんと、便からもうつります!便の処理後は手洗いしっかり!)
接触感染
〇潜伏期間は?
2~5日間
〇どんな症状?
・1~2日くらい、37~38度台の発熱をみとめることがあります。
・その後、口の中、口まわり、手のひら、指、足うら、足、肘・膝、肛門周囲に赤い発疹や水疱を認めます。
・特に口の中の発疹、口内炎によりよだれが多くなります。また、食欲も減ります。
・主な症状が消失して1か月後に爪変形がみられることがあります。
〇治療法
ウイルス感染なので、薬は効果がありません。自分の力で治すことができます。
ただし、口の中が痛くて水分や食事が取れないことがあります。
刺激の少ない水分や食事を与え、脱水にならないように注意してください。
〇登園、登校はいつから?
熱が下がり、食事・水分を取ることができれば、発疹が残っていても登園・登校できます。
〇大人にうつることもあります!
マスク、手洗いで予防が大切です。
さくらキッズくりにっく
(世田谷区桜新町の小児科)
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医