子どもが急に体調を崩したら・・|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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子どもが急に体調を崩したら・・

こんにちは。木曜午前担当のあんどうです。

「子どもが急に体調を崩した時、どう対応するのが正解ですか?」と、よくご質問をいただきます。

実は私も3人の子を持つ母。医師としての知識はあっても、自分の子が高熱を出したり、急に吐いたりすると、今でもまず「よし、落ち着こう」と自分に言い聞かせるところから始まります。

今日はありきたりですが、わが家で大切にしているポイントをご紹介します。

 

1.発熱:体温計の数字より、わが子の「表情」を見る

【ママのリアル】

正直、我が子の急な発熱は今でもドキッとします。でもそんな時、私は体温計を一度置いて、子どもの表情や動きをよく見るようにしています。

どんなに熱が高くても、好きなテレビを見ていたり、少し元気がないけれど、我が子らしい表情や反応が見えるなら、大きく慌てる必要はありません。解熱剤は、熱を下げることそのものよりも、「本人が少し楽になって、水分が摂れるようになるためのサポート」として使うのが、わが家流です。また、熱の時はいつもより長く子どものそばに寄り添って、安心させるようにしています。

 

2.鼻水:鼻水が多い時は、鼻水を吸うべし

【ママのリアル】

鼻水が多い時は、嫌がられても必ずしっかり鼻水を吸います。寝る前の鼻吸いで鼻の通りが良くなるだけで、呼吸が楽になり、子供の眠りの質が変わってきます。(親が起こされる頻度も減ります)また、加湿を心がけながら、本人が楽な姿勢で過ごせるように見守っています。

 

3.嘔吐・下痢:吐いた時は、まずは胃を休ませる

【ママのリアル】

突然の嘔吐、驚きますよね。

吐いた直後の胃はとても敏感になっています。以前、焦ってすぐに水分を飲ませてしまい、かえって吐き戻してしまった経験があります。

今は「吐いたら、まずは時計を見て1時間ほど胃を休める」と決めています。胃を休ませている間に着替えをさせたり、声をかけて落ち着かせたりします。落ち着いてきたら、スプーン1杯から。「飲めたね」と声をかけながら、少しずつ様子を見ています。

おうちで見守る際、私が大切にしているのはこの2つです。

○表情や反応が普段通りに近いこと(遊びやテレビに関心を示したり、声をかけると返事をするなど)

○そばに大人がいて、安心して過ごせていること

 

もし、呼吸が苦しそうだったり、呼びかけへの反応が鈍い、ぐったりして明らかに様子が違うと感じた時は、迷わず #8000 や医療機関を頼ってくださいね。

 

最後に

看病、本当にお疲れ様です。もしかしたら、お子さまの急な夜の発熱で色々検索してこのページに辿り着いた方もいるかもしれません。夜中、一人で頑張っていると、不安になってしまうこともありますよね。

でも、朝になったら私たちがいます。「昨夜、こんなに大変だったんです」と、そのままの気持ちを聞かせに来てください。

一緒に、お子さんの回復をサポートしていきましょう。

 

院長 松岡 明希菜
記事監修
院長 松岡 明希菜

滋賀医科大学医学部医学科 卒業、大津赤十字病院初期研修医、滋賀医科大学医学部付属病院 小児科、静岡県立こども病院 血液腫瘍科、聖マリアンナ医科大学病院 小児科助教

日本小児科学会 小児科専門医、日本血液学会認定 血液専門医、小児血液・がん学会、日本血栓止血学会

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