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こんにちは。さくらキッズくりにっくの看護師です。
暑かった夏も過ぎ去り、すっかり秋の気配を感じる頃となりました。
秋になるとくしゃみが止まらない、目の痒みでお困りの方はいらっしゃいませんか?
花粉症と聞くと春のスギ花粉をイメージしがちですが、秋の花粉症もあります。秋の花粉症の原因として多いのはブタクサ、ヨモギ、カムナグラなど草の花粉です。ブタクサの花粉は粒子が小さく、気管支にまで入ってくると喘息のような症状を起こすこともあるので注意が必要です。
家の中で症状が強くなる場合にはハウスダストの可能性もあります。ハウスダストには室内のホコリ、髪の毛やフケ、カビ、ペットの毛、ダニの死骸などがあり、ハウスダストとしてアレルギーを引き起こす原因となります。ダニアレルギーは喘息に発展することもあり注意が必要です。
花粉症やハウスダストが原因で引き起こされる通年性アレルギー性鼻炎のつらい症状は、イライラ感や睡眠障害、思考力や集中力の低下など、日常生活の様々な場面で影響を及ぼします。
外出時にマスクや眼鏡を着用する、室内の寝具を清潔に保つなど、アレルゲンの除去・回避が大切です。
当院では診察の上、ご希望の方にはアレルギーのスクリーニング検査を実施しています。少量の血液で検査が可能なので、小さなお子様にもご負担が少なく行えます。
また、スギ花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の治療法である舌下免疫療法も行っています。舌下免疫療法は保険適応で、舌下に治療薬を投与する為お痛みがなく、自宅で服用可能です。
熱が出ないのにくしゃみや咳、鼻水が続く時には風邪と自己判断せず、花粉症の可能性もあるかもしれません。是非当院にご相談下さい。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医