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あけましておめでとうございます。さくらキッズクリニックの心理士です。
年末年始休と三連休も終わり、徐々に普段の生活に戻っている方が多いかと思います。少しずつストレスも溜まりやすいこの時期、今回は自分の気持ち(感情)について考えてみましょう。
人は経験を通して様々な感情があることを知り、子どもも、少しずつそれを言葉で伝えることができるようになっていくと言われています。自分の感情に気付けることは、ストレスとうまく付き合うために大事なことです。そうは言っても大人でも難しいこと…。
そんな時には気持ちをイメージし、なにか別のもので例えることで表現しやすくなることがあります。そこで、今回は「今の気持ち」を、カラフルな風船に例えてみましょう。
◆どんな色の風船だろう?
同じ暖色系の色でも、赤とオレンジと薄いピンクでは、イメージされる感情が随分違います。まずはピンときた色でイメージし、そこから近しい感情をあらわす言葉を考えていくと良いかもしれません。
◆どれくらいの大きさ?
テニスボールくらいの小さい風船?バスケットボールくらい膨らんでいる?実際に手を広げてお子さんと大きさを表現するのも良いかもしれません。
例;子:「遊園地楽しかった!」 親:「お母さんもすごく楽しかった。風船にしたら、ピンクのこれくらいの大きさの風船だな~。ふわーっと浮いてるよ。〇だったらどんな風船?」
単純に見えて実は難しいこの例え。
青と水色、白と透明、似たような色の風船を全部同じように扱っていませんか?
風船が膨らみつつあるのか、今にも破裂しそうなのか、今の風船(気持ち)を大切に扱っていますか?
気持ちの言語化は、敢えてしなくても過ごせますから、普段からあまりしないお子さん、苦手なお子さんもいると思います。楽しい時も、嫌な時や疲れた時も、カラフルな風船に例えることで、自分や家族の気持ちをイメージしてみるのも良いかもしれません。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医