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こんにちは。さくらキッズくりにっくの看護師です。
もうすぐ暦は11月。急に気温も下がり、秋らしい季節になってきましたね。
とはいえ、日中は気温が高くなり、活動すると汗ばむことも・・
この時期、お子さんの衣類の調整には気を使いますよね。
もともと人間は「暑さ」や「寒さ」に対して対応できる力を持っていて、子どもの頃から暑さや寒さを肌で感じることで、自律神経などの神経系全体が活発に働くようになります。体温調節機能も高まり、寒さに対する対応力が高まっていくといわれています。そのため、冬場でもある程度寒さを感じるようにしておくことが、健康な体づくりには大切です。
肌寒くなってくると、つい子どもに厚着をさせたくなりますが、子どもは意外と寒さに強いものです。冬に向けて抵抗力をつけ、丈夫な皮膚を作っていくためにも、涼しさを感じる今から薄着の習慣をスタートしてみてください。
⭐︎薄着で過ごすコツ⭐︎
カーディガンなど脱ぎ着がしやすいものがおすすめです。
肌着、下着は綿素材のものがおすすめです。
⭐︎ポイントは大人より「少し遅く」「1枚少なく」⭐︎
大人が「長そでを着よう」と思ったとき、子どもは長そでにするのを少し遅らせ、大人が重ね着するとき、子どもは1枚少なく着せる。こうすると、自然と薄着が習慣づけられます。
(新生児の場合は大人+1枚)
大人以上に新陳代謝の高い子供達。外気は冷たくても、たくさん外で遊んだ後や上着を着たまま室内にいる状況では、意外と背中が汗ばんでいて、秋や冬でも「あせも」ができやすくなっています。
こまめに確認して、汗をかいたら、拭いたり、着替えられるようにしておきましょう。
また、この時期、外ではニコニコだった赤ちゃんが室内に入ると機嫌が悪く泣き出してしまうといったことがあります。ベビーカーから降ろして抱っこするとすぐ泣き止むのに・・・
こういった時に赤ちゃんたちは、厚着で背中が不快になっていることがあります。抱っこで一時的にでも背中に風が通るので、不快が解消され、泣き止むようです。
そういった時にはぜひ、厚着させすぎてないか、背中が汗ばんでないか確認してみてください。
♬子どもの皮膚のはなし♬
みずみずしく見えるこどもの肌ですが、実は大人よりも表面を覆っている表皮は薄く、乾燥しやすいのです。また、皮脂の分泌量も少ないため、バリア機能も低く、汚れや汗などの刺激ですぐに荒れたり、かぶれたりすることもあります。
季節の変わり目は乾燥しやすいので、肌に合った保湿クリームなどをこまめに塗って、水分や脂分を補いましょう。
これは、私の体験談ですが、こどもの頃は母が毎日のように肌にクリームを塗ってくれていました。小学生になってからは自分で塗っていましたが、就寝前の母との保湿タイムが大好きで歯磨き以上に( ☺おかげで肌トラブルに悩まされることはありませんでした。
寒さに負けない皮膚づくりのためにも、季節にあった衣類の調節、しっかり保湿を心がけていきましょう♪
お子さんのお肌のことで悩んだら、ぜひ当院へご相談ください。
一緒にスキンケアしていきましょう。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医