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こんにちは。さくらキッズくりにっくの心理士です。園から「お箸の練習を始めます」等お知らせがあることがありますね。まだご家庭で取り組んでいなかった、という場合には「練習させなくちゃ」と焦る気持ちになることがあるかもしれません。また、親御さんとしては練習をさせたいけれども、お子さんが嫌がってしまいうまくいかずに困っていることもあるかと思います。
手の様子を確認してみましょう
「お箸を使う」手の動きは、お箸を正しく持つ、手首を固定する、数本の指だけを動かす、など思った以上に複雑です。箸を操作できるくらいに手や指が発達している必要があります。「嫌がって練習にのってくれない」時には、手や指をどれくらい動かせるようになっているかな、と確認してみるとよいでしょう。
お箸の練習を始める目安
お箸に移行する時期を判断する1つの目安として「鉛筆にぎり」が安定していることがあります。スプーンやフォークを親指、人差し指、中指の3本を使って持ち、上手にすくって食べられるようになっているかをみてみましょう。「鉛筆にぎり」を教えるときには、指を鉄砲の形にして見せながら「てっぽうだよ」「ばきゅーんだよ」と表現してあげると、お子さんは分かりやすいようです。
「鉛筆にぎり」を安定させる遊び
スプーンの操作がまだ安定していない時は、食事の時に教えるだけでなく、遊びの中で楽しく発達を促してあげましょう。
★手遊び:♪グー、チョキ、パー、手のひらをひらひらさせて手首を動かす、など。
★お絵描き:クレヨン、鉛筆(△の鉛筆も良いです)等でたくさん描きましょう
★洗濯ばさみ遊び:幾つもつなげたり、まるい台紙にぐるりとお日さまのようにつけるなど。
★砂場遊び:スコップですくってバケツにいれたり、お砂でままごとあそび、など
etc.
手の発達には個人差があり、おしゃべりやかけっこが得意でも細かい作業が苦手なお子さんもいます。お子さんに合わせて遊んだり教えたりしていけるとよいですね。
クリニックでも育児相談をお受けしています。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医