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いつもWeb問診の入力にご協力いただき、ありがとうございます。
当院は感染対策に力を入れております。小児科ではコロナウイルス以外にも他のお子さんとの接触を避けたい感染症があり、看護師が問診を事前にチェックし、隔離でのご案内をさせていただいております。感染症以外の症状のお子さんは、クリーンタイムでのご案内をさせていただくこともあります。また感染対策だけではなく、事前トリアージにも役立っています。
そこで本日は、問診入力のポイントについて簡単にご説明させていただきます。
1、 隔離が必要な感染症の方との接触の有無
下記の隔離が必要な感染症との接触がある場合には、問診票にご記入ください。
例:新型コロナウイルス感染症:濃厚接触者およびすでに抗原検査で陽性の場合はお電話ください。
麻疹
風疹
水痘瘡(水疱瘡)
おたふくかぜ
2、 心配な症状について
症状:発熱、嘔吐、鼻汁、せき、発疹など
いつから:〇日前から、数時間前から、今朝から など
どの程度:最高〇℃、(嘔吐、下痢)1日〇回くらい、(咳)ぜいぜいしている など
3、 アレルギーの有無
お薬や食べ物アレルギーの有無
4、 初めての受診の場合
これまでの既往歴、入院歴の有無
5、 その他
受診するにあたり、医師に聞きたいことを記入しておくと、スムーズに診察が進みます。
問診例:
主訴:発熱、咳、下痢今回の経過:先週から咳があり、昨日から最高39度の発熱と1日2回ほど下痢をしています。
保育園で手足口病の流行があります。
既往歴:昨年RSウイルスで入院しました。
その他聞きたいこと:解熱剤がほしいです。
ご受診後、周囲での流行状況や罹患歴(以前にかかったことがあるか)、予防接種の接種歴、処方歴などを確認させて頂くことがありますので、母子手帳、お薬手帳をご持参頂くとスムーズです。問診を参考に順番のお呼び出しをする場合もございます。お手数かとは思いますが、今後も事前のweb問診入力にご協力をお願い致します。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医