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最近、薬局でのお薬不足が続いています。
今日はそんな薬に関するよくあるご質問について、
🌸飲み薬はいろんな形があるけど、どれがいいのか分からない。
飲み薬には錠剤、カプセル剤、散剤・顆粒剤、ドライシロップ、
例えば錠剤はその規格が決まっているため、
飲みやすさに関してはお子さんによって好みが分かれます。
また旅行先に持っていきたい、
🌸解熱剤は座薬と飲み薬、どちらが早く効くの?
この質問も本当によく聞かれます。
座薬は直腸から直接吸収されるため、効果が早く現れます。
結論から言うと、どちらも大した差はありません。
🌸薬の消費期限はどのくらい?
一般用医薬品に関しては外箱に使用期限が記載されています。
病院などで処方される医療用医薬品の場合、未開封の状態で3-5年の使用期限とされています。ただしそれは適切な温度・
おおよその目安としては
錠剤・カプセル→6か月から1年
散剤・顆粒剤(薬局での分包品)→3か月
散剤・顆粒剤(メーカー個装品)→6か月から1年
点眼薬(開封済)→1か月
点鼻薬(開封済)→1から2か月
となっています。
シロップ剤に関しては、
🌸薬を他の兄弟に使っても大丈夫?
病院で処方されたお薬は、
同じ症状でも他人に処方された薬を使うことによって、かえって症状が悪化したりする場合があります。
そしてなにより、薬の譲渡は法律により禁止されています。
特に小児科では体重に合わせてお薬を処方しています。
今回はお薬に関するよくあるご質問について小児科医の視点からお答えしました。お子さんはお薬を飲むのを嫌がることも多く、
どうやったらお子さんの症状が楽になるようにお薬を飲むことができるか、くりにっくにはお薬の飲ませ方のパンフレットもご用意しておりま
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医