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4月から新しい保育園や幼稚園、小学校に通い始めたお友達も多いと思います🌷
進級をして、またひとつお兄さん・お姉さんになったお友達もいますね☺
今日は、これからの時期(梅雨時☂や夏☀)に流行する感染症💦について紹介したいと思います。
① プール熱(咽頭結膜熱)
症状
発熱,のどの腫れや痛み,目やに,目の赤みなど結膜炎の症状がみられます。
吐き気,腹痛,下痢などを伴うこともあります。
アデノウイルスによる感染症です。
せきやくしゃみを介して感染したり,便を介して感染します。
プールで目の結膜から感染することもあります。
結膜炎の症状が強い場合は眼科での治療が必要です。
② 手足口病
症状
手,足,口に米粒ほどの水疱性の発疹ができます。
口の中にできると,痛みで食事が出来なくなることもあります。
発熱や下痢,嘔吐をともなうこともあります。
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどによる感染症です。
複数のウイルスが原因なので,何度もかかります。
鼻汁・唾液や便から感染しますので,手をよく洗うことが大切です。
③ 溶連菌感染症
症状
のどの痛み、熱、体や手足に発疹、舌がイチゴのように赤くなることがあります。
溶連菌による細菌感染です。
治療には抗菌薬が有効で、1日か2日で熱が下がり、のどの痛みも弱くなります。
薬をきちんと飲まないと、再発やリウマチ熱や腎炎をおこすことがありますから、指示どおりに最後まで飲みきることが大切です。
④ ヘルパンギーナ
症状
突然の高熱と咽頭や上顎の奥の粘膜に,小さな水疱ができます。
食欲低下,嘔吐する場合もあります。
コクサッキーウイルスなどによる感染症です。
複数のウイルスが原因なので,何度もかかります。
⑤ 水いぼ
ポックスウイルスによっておこり、接触で感染します。
プールの中の水では感染しません。
すでに水いぼができている人と直接肌が触れ合うことによる接触感染、あるいはタオル、ビート板、浮輪などの共用により感染します。
■感染症の予防が大切です
感染症の予防で大事なことは,感染源、感染経路である飛沫・接触感染,糞口(経口)感染の対策です。
つまり、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)を実行することが大切です。
さくらキッズくりにっく
(世田谷区桜新町の小児科)
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医