『お子さんの事故予防 「手指消毒編」』|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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『お子さんの事故予防 「手指消毒編」』

 

こんにちは。さくらキッズくりにっくの看護師です。

日ごとに春の訪れを感じる頃となりました。

以前の投稿に引き続きhttps://sakurakids-clinic.com/blog/お子さんのよくある事故。

今回は近年報告が増えている手指消毒に関する事故についてです。

<誤嚥の事故>

成分や量によっては重大な中毒症状が出る場合もあります。判断に迷った際はクリニックtel:03-5451-0016にご相談下さい。中毒110番電話サービスhttps://www.j-poison-ic.jp/に相談することもできます。

<眼に入る事故>

消毒・除菌剤は刺激が強く、皮膚の弱い部分に付着すると炎症を起こすこともあります。眼に入った際は擦らないようにし、直ちに洗い流して下さい。痛みが充血があれば受診をお勧めします。

《事故を未然に防ぐために》

★ご家庭ではお子さんの手が届かない場所に置きましょう。

★携帯容器に入れて持ち歩く際は、お子さんが簡単に触れないようバッグの中にしまうなどの工夫をしましょう。

★設置式の消毒液ディスペンサーをお子さんが触らないよう注意しましょう。特に自動噴霧式のものにお子さんが近付かないよう気を付けて下さい。必ず保護者の監視下で使用するようにしましょう。消毒・除菌剤の噴霧方向を確認し、お子さんの顔に消毒液がかからない高さで使用しましょう。

★消毒・除菌剤は有効成分、濃度、使用方法、使用期限などを確認し、情報が不明確な際には使用を控えましょう。医薬品・医薬部外品(指定医薬部外品等を含む)、アルコール濃度60%以上のものが有効的です。アルコール濃度60%以上のものは火気厳禁と表示があります。(キッチンなど火の気のある場所では使用しないで下さい!!)

★消毒・除菌剤の空間噴霧やマスク噴霧は薬剤を吸引してしまうためお勧めはしていません。

★お子さんが誤飲しないよう、キャップが工夫されているものを利用しましょう。

新型コロナウイルスやインフルエンザの流行で、手指消毒は日常に欠かせないものになりました。石鹸やハンドソープを使った丁寧な手洗いを行うことでウイルスは十分に除去できますが、外出時や水を使えない時には消毒・除菌剤を使用されることが多いと思います。安全に正しく消毒・除菌剤を使用し、ウイルスからお子さんを守っていきましょう。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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