お子さんの登園・登校渋りについて|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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お子さんの登園・登校渋りについて

さくらキッズくりにっくの心理士です。連休明けの今週は、「お子さんの登園・登校渋り」についてお話しします。

4月、お子さんたちは新たな環境で自分のリズムを作るのに必死だったと思います。そんな1ヶ月の頑張りのご褒美のように、そのまま大型連休に突入。例年であれば、旅行に行ったり遊びに出かけたり、うんと羽を伸ばせる休みになっていたはず・・・。
ところが今年は緊急事態宣言の影響で連休中も大きなイベントはなく、家でゆっくり過ごしたお子さんが多かったのではないでしょうか。親御さんからすれば、こんなにゆっくり過ごしたのだから身体の疲れはないはずだろうと思うかもしれません。しかし、子どもたちには制約の多い日々が続き、身体も動かしづらく、例年のようなリフレッシュもできず連休明けを迎えているのが今年の状況なのです。
例年、連休明けはお子さんの体調不良や、登園・登校渋りが生じやすい時期です。それは、「楽しいイベント続きのお休み」から、「日常的な学校・園生活」に生活リズムを戻すギャップが大きいため。ただそれは裏を返せば、「また学校が始まるけど、少し頑張れば週末に遊びに行ける」と、新たなご褒美を先に設定することができるメリハリのある生活です。それに対して今年は、連休でリフレッシュできず、学校・園に行きはじめても、ご褒美となるような先の予定も立てづらく、例年にも増して子どもたちの登園・登校の負荷が増えていると想定されるのです。

この時期は、子どもの様子をよく見守ってください。帰宅した子どもの話に耳を傾け、学校や園での頑張りを家で吐き出せるようにしてあげてください。朝になって「嫌だな」「面倒くさいな」という発言があるようなら、気持ちを整えるのに付き合う、途中まで一緒に行くなど、子どもの踏ん張りに寄り添うことができます。「学校から帰ったら~しよう」「週末は~しようか」など、先の見通しを伝えご褒美のイベントを設定することもできます。
それでも辛いようなら、早い段階で学校や園の先生に話してみてください。先生方が学校や園の中で働きかけてくれることも期待できます。親子や家族だけで頑張りすぎず、学校や園、習い事、友人など、お子さんの周りにいる人々とチームになって動いてみてください。クリニックにも相談にいらしてくださいね。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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