お薬を飲んでくれない!|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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お薬を飲んでくれない!

こんにちは!さくらキッズくりにっくの看護師です。

 

5月からコロナウイルスによる行動制限も解除されたことから、お子さんのお風邪が流行し、風邪薬や解熱剤を使う頻度も高くなったのではないでしょうか。

おくすりを上手く飲ませられなかった経験はありませんか?

食品に混ぜるなどすでに工夫されていると思いますが、成分や形によって

食品に混ぜてはいけないお薬もあり、飲ませ方には注意が必要になります。

お薬を安全に効果的に使うためには正しい飲ませ方、使い方を守ること大切です。

 

内服薬は大きく分けて「錠剤」「粉薬・ドライシロップ」「水薬(シロップ)」が

あります。

今回は中でも頻度の高い内服薬と坐薬の飲ませ方・使い方のコツをご紹介します。



☆おくすりはいつ飲ませたらいいの?

 食事後や授乳後ではお腹がいっぱいで飲めなかったり、一緒に吐いてしまうことが

あります特に医師からの指示がない場合、薬の服用は授乳・食事の前でも差し支えはありません。

・1日3回は4時間以上空ける

・1日2回は5時間以上

・1日1回は6時間以上

 

体調が悪いと機嫌も悪くなり、ご飯も嫌がって食べてくれないときもあるかと思いますが、食事はとれなくてもおくすりは飲ませましょう。あらかじめ薬剤師に相談しておくと安心です!

 

☆飲ませ方のコツは?

 お子さんにおくすりを飲ませなきゃ、と必死になり怖い顔になっていませんか?

お子さんの機嫌は悪くありませんか?

おくすりを上手に飲ませるコツは様々ありますが、まずはお子さんが飲みやすい環境づくりを心がけましょう。その時々の気分によって、一度上手くいった方法でも次は難しい場合もあります。

また、年齢によってはおくすりについてわかりやすく説明してあげることも大事です。

 

年齢に合わせた内服方法




年齢に合わせた内服方法を試しても嫌がって飲まない場合は食べ物や飲み物に混ぜる方法を試してみましょう。

混ぜると飲みやすい飲み物や食べ物と混ぜることで十分な効果が得られない場合や薬剤によって、苦味が出る飲食物もあるので注意が必要です!あらかじめ、薬剤師に確認しておきましょう。

 

混ぜると飲みやすい食べ物

例)乳児用イオン飲料、ヨーグルト、アイスクリーム、牛乳、 プリン、ゼリー、ジュース、  ジャム、バナナ、すりリンゴ、チョコレートペースト、服薬補助ゼリー 等




 

コツ①

 お子さんにおくすりを混ぜてるところを見せないようにしましょう。

コツ②

 食べ物(アイスクリームやゼリー)で飲ませる場合はおくすりを混ぜるのではなく、

 食べ物でおくすりをサンドイッチするようにしましょう。

コツ③

 食べ物と一緒に飲む場合、時間経過とともに苦み成分が溶け出してくることがあります。

 作り置きはせず、飲ませる直前に準備するようにしてください。

 

混ぜてはいけない食べ物

〇はちみつ:1歳未満の乳児には絶対に与えないでください。

      乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあります。

〇熱い食品:成分が変化してしまう可能性もあるので、避けましょう。

〇主食やミルク:主食となるおかゆやミルクとは混ぜないでください。

        味が変化し、ごはんが嫌いになってしまう恐れがあります。

  

 

☆坐薬の使い方・使うタイミングは?

 坐薬の期限は通常は3年ほどです。もらったときに薬剤師に期限を確認し、安全に使用しましょう。

 

1.使用する坐薬を常温に戻しましょう。冷たいときは手のひらで温めましょう。

2.小さいお子さんは仰向けに寝かせて足を上げ、大きいお子さんは左向きで横になり、

 坐薬の尖った方から肛門にいれてください。 

3.入れた直後は坐薬が出てきてしまうことがあります。

 30秒ほどはティッシュやおしりふきで肛門を軽く押さえましょう。

 

コツ①1回分の使用量が坐薬1個ではなく、カットする必要がある場合は包装の上から斜めに切るとよいです。

コツ②坐薬の先端にオイルやワセリン等を少量付けると、スルッと入りやすくなります。

コツ③坐薬の刺激で便が出てきてしまうことがあります。できれば排便を確認できてから使用するようにしましょう。  

 

お子さんの体調が早く良くなるために、おくすりは必要不可欠です。

ですが、お子さんもご家族もおくすりが精神的負担になってしまうことがあるかと

思います。今回のブログが少しでも参考になればうれしいです。

ご質問等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。



院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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