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アレルギー性鼻炎(花粉症)は年々増加傾向にあり、幼児期から10歳代までの比較的低年齢で発症します。目や鼻をこする、鼻をかまないといけない、集中できない、眠れないなど、さまざまな不快を感じ、勉強を含めて学校生活に支障をきたすことがあります。
アレルゲン舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる物質を少量ずつ体に投与して、体を慣れさせ、症状を出にくくする治療法です。アレルギーの根本治療となりうる治療で、2018年からは子どもでも保険適応(5歳以上)となっています。小児でもスギ花粉に対する舌下免疫療法により目や鼻の症状が改善することが報告され、有用な治療法です。スギ花粉以外では、ダニに対する免疫療法があります。
スギ花粉に対する舌下免疫療法は、スギ花粉飛散時期を過ぎた6月以降から始めることができます。当院では合わせてより侵襲の少ない指先からの採血でアレルギー検査も行っています。アレルギー性鼻炎でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医