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夜尿症について、これまでお話してきましたが、治療のうえで大事なポイントが3つあります。
★起こさない
★怒らない
★焦らない
おねしょの前に起こしてトイレにつれていくことを繰り返していると、睡眠のリズムが乱れるために、抗利尿ホルモンの出が悪くなります。
そのため、夜間尿量が増えてしまい、かえって良くないことがあります。
おねしょは、本人が寝ているあいだに無意識のうちにしてしまうものなので、怒ったりしないようにしましょう。
寝ているあいだのいびきや寝言や寝相と一緒で、本人にはどうしようもないことなのです。
おねしょしなかった朝には褒めてあげるようにしましょう。
夜尿症は、体質(夜に起きにくい体質や、膀胱に尿をたくさん溜められない体質など)が原因で起こることが大半です。
すぐには治らないので、焦らずじっくり向き合っていきましょう。
これまで数回にわたり夜尿症についてお話してきましたが、お悩みの際には一度外来でご相談ください。
さくらキッズくりにっく
(世田谷区桜新町の小児科)
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医