子どもの感染症予防|手洗い・うがい・マスク、正しくできていますか?|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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子どもの感染症予防|手洗い・うがい・マスク、正しくできていますか?

インフルエンザの本格的な流行が始まりました。子どもたちは日常生活のさまざまな場面で感染症にかかる可能性があります。特に保育園や幼稚園、学校など、子ども同士が近い距離で過ごす環境では、感染症が広がりやすくなります。

感染症を完全に防ぐことは難しいものの、毎日の生活の中でできる対策を積み重ねることで、感染のリスクを減らすことができます。

今回は、身近な感染予防行動である「手洗い・うがい・マスク」について、子どもと一緒に実践したいポイントをご紹介します。

1.手洗い|石けんと流水で、手についた病原体を洗い流しましょう

私たちの手は、ドアノブや手すり、おもちゃなど、さまざまなものに触れています。手についた病原体が口や鼻、目などの粘膜に触れることで、感染につながることがあります。

石けんと流水による手洗いは、手についた汚れや病原体を物理的に取り除くための、基本的で重要な感染対策です。

手洗いをするタイミング

  • 外から帰ってきたとき
  • 食事やおやつの前
  • トイレの後
  • 鼻をかんだ後や、咳・くしゃみを手で受け止めた後
  • おむつ交換や排泄物の処理をした後

正しい手洗いのポイント

  • 流水で手をぬらし、石けんをつけます。
  • 手のひらと手の甲をよくこすります。
  • 指の間、指先、爪の周りを丁寧に洗います。
  • 親指を反対の手で包み、ねじるように洗います。
  • 手首も忘れずに洗います。
  • 流水で十分にすすぎ、清潔なタオルやペーパータオルで水分を拭き取ります。

指先や親指の周りは洗い残しが生じやすい部分です。

小さなお子さんには、保護者の方が一緒に手を洗いながら、歌を歌ったり、手順を声に出したりすると、楽しく習慣化しやすくなります。

ポイント: 手洗いは回数だけでなく、洗い残しを減らすことが大切です。水だけで済ませず、石けんを使った手洗いを習慣にしましょう。

2.うがい|口の中を清潔に保つ習慣として取り入れましょう

帰宅後などに行ううがいは、昔から親しまれている衛生習慣です。

ただし、うがいについては、手洗いと同じように、あらゆる感染症を予防できると証明されているわけではありません。うがいによる風邪の予防効果を示した研究はありますが、効果の程度や、インフルエンザなど個々の感染症に対する予防効果については、慎重に考える必要があります。

そのため、うがいだけに頼るのではなく、手洗いや咳エチケットなどと組み合わせて実践することが大切です。

うがいをするときのポイント

  • 帰宅後など、生活の区切りに取り入れましょう。
  • 水道水で無理なく行える方法で十分です。
  • うがいができる年齢になってから、口に含んだ水を吐き出せることを確認して行いましょう。
  • うまくできない小さなお子さんに無理強いする必要はありません。

うがいができるようになる時期には個人差があります。特に乳幼児では、誤って水を飲み込んだり、むせたりすることがあるため、無理に練習させず、発達に合わせて取り入れましょう。

ポイント: うがいは補助的な衛生習慣です。うがいをしているから感染しない、というわけではありません。

3.マスク|必要な場面で、正しく活用しましょう

咳やくしゃみ、会話などによって、感染した人から周囲へ病原体が広がることがあります。

マスクは、感染している人から周囲への病原体の拡散を抑えるとともに、着用する人が感染性粒子を吸い込むリスクを減らす助けにもなります。

特に、咳や鼻水などの症状があるとき、人混みや換気が不十分な場所にいるとき、身近に重症化リスクの高い人がいるときなどには、状況に応じてマスクを活用しましょう。

マスクを着用するときのポイント

  • 鼻からあごまで、しっかり覆いましょう。
  • 顔とマスクの間に大きな隙間ができないようにしましょう。
  • ずれたり、汚れたりした場合は適切に交換しましょう。
  • マスクの表面を頻繁に触らないようにし、触った後は必要に応じて手洗いをしましょう。

マスクは、正しく装着することで効果が期待できます。一方、着用していても感染を完全に防げるわけではなく、手洗いや換気など、他の対策も重要です。

※ 子どものマスク着用には注意が必要です

子どもにマスクを着用させる場合は、年齢や発達、体調に応じた配慮が欠かせません。

特に2歳未満の乳幼児には、窒息などの危険があるため、マスクの着用は推奨されていません。

また、年齢が上の子どもであっても、息苦しさや体調不良がないか、適切に着用できているかを確認しましょう。嫌がる子どもに無理に着用させるのではなく、年齢や状況に応じて、大人がマスクを着用することや、換気などの環境対策を組み合わせることも大切です。

ポイント: マスクは、すべての子どもに一律に求めるものではありません。年齢と安全性を考慮し、必要な場面で適切に活用しましょう。

4.手洗い・うがい・マスクに加えて大切なこと

感染症対策では、ひとつの方法だけに頼るのではなく、複数の対策を組み合わせることが重要です。

◯ 換気を心がける

室内では、窓を開けたり換気設備を活用したりして、空気がこもらないようにしましょう。特に、家族や友人が集まる場面では、定期的な換気を意識することが大切です。

◯ 咳エチケットを身につける

咳やくしゃみが出るときは、マスクやティッシュ、または腕の内側で口と鼻を覆いましょう。手で受け止めた場合は、その後に手を洗います。

◯ 体調が悪いときは無理をしない

発熱や咳などの症状があるときは、無理な登園・登校や外出を避け、周囲にうつさないよう配慮しましょう。症状が強い場合や、呼吸が苦しい、ぐったりしている、水分が十分に取れないなどの様子がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

◯ インフルエンザ 予防接種を行う

インフルエンザワクチンは、感染や発症を完全に防ぐものではありませんが、発症や重症化のリスクを減らす効果が期待できます。予防のための大切な選択肢のひとつです。

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まとめ

手洗い・うがい・マスクは、身近で取り組みやすい感染予防行動です。それぞれの役割や効果を正しく理解し、子どもの年齢や発達に合わせて無理なく取り入れましょう。

感染症を完全に防ぐことはできませんが、日々の習慣を積み重ねることは、自分自身と周囲の人を守ることにつながります。

ご家庭でも、ぜひ親子で感染予防についてできることから始めてみてください。

お子さんの感染症や予防方法について気になることがあれば、いつでも当院にご相談ください。

 

さくらキッズくりにっく 03-5451-0016

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院長 松岡 明希菜
記事監修
院長 松岡 明希菜

滋賀医科大学医学部医学科 卒業、大津赤十字病院初期研修医、滋賀医科大学医学部付属病院 小児科、静岡県立こども病院 血液腫瘍科、聖マリアンナ医科大学病院 小児科助教

日本小児科学会 小児科専門医、日本血液学会認定 血液専門医、小児血液・がん学会、日本血栓止血学会

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