心理検査について④ その他検査編|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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心理検査について④ その他検査編

こんにちは。さくらキッズくりにっく心理士です。

以前知能検査についてはこちらで紹介しましたが、その他当院で使用している検査についてご説明します。

<発達検査>

・新版K式発達検査2020(適用年齢;生後100日ごろ~成人)

当院では主に未就学のお子さんを対象に実施しています。

検査項目に対して子どもがどのように反応・回答するかを観察し、課題ごとに決まっている通過基準を満たすかどうかで評価します。また、「姿勢・運動」、「認知・適応」、「言語・社会」の3つの領域から発達指数を算出し、発達の偏りや進み具合を評価します。

<その他検査>

・PARS―TR 親面接式自閉スペクトラム症評定尺度(適用年齢:3歳~成人、回答者は養育者)

当院では3歳以上のお子さんの困りごとが強い保護者に向けて実施しています。

適応困難の背景に自閉スペクトラム症の特性が存在している可能性を把握できる検査です。

この検査を行うから自閉スペクトラム症と診断されるわけではなく質問紙に沿った聞き取りにより幼児期の様子や最近の様子を聞き、自閉的な特徴をどの程度持っているのかを客観的に評価すること、また幼少期からの振り返りにより養育者の対象児者に対する理解を深めることを目的としています。

・Vineland-Ⅱ適応行動尺度(適用年齢:0歳0カ月~93歳になるまで、回答者は主に養育者)

日常生活の行動を、「コミュニケーション」、「日常生活スキル」、「社会性」、「運動スキル」という観点から、適応行動を評価するためのツールです。

検査結果の捉え方として、“同年齢の平均と比べてどうか”の把握もできますが、大事なことは「どのようなことで反応を示したか、興味を持つのか」や「どんなことが苦手と感じ、生活にどの程度の影響があるのか」で、今後の支援の手掛かりとしてその子の特徴を理解して支援につなげていくことが大切です。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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