気をつけたいことばかけ:ダブルバインドメッセージとは|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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気をつけたいことばかけ:ダブルバインドメッセージとは

「お母さんに言われてから勉強するようじゃ駄目ね。」

「外で元気に遊びなさい。でも遊びすぎもダメよ。」

こんなことば、聞いたことがありますか。

 

こんにちは。さくらキッズくりにっくの心理士です。今日は、子育て中によく発しがちな「ダブルバインドメッセージ」についてのお話です。「ダブルバインドメッセージ」とは、1つのメッセージの中に2つの矛盾したメッセージが含まれる状態のことを言います。上に挙げたようなメッセージが、該当します。どこか奇妙な感じにお気づきでしょうか?

このようなメッセージはどちらに行っても行き止まりになる構造ですので、日常的に繰り返し言われると、子どもは混乱します。

こういったコミュニケーションは何も親子関係だけではなく、大人の世界でも行われることがあります。例えば、「何でも聞いてね」と言っておきながら「そんなこと自分で考えて」と言ったりするような場合がそれに当たります。とても嫌な気持ちになり、相手に不信感を持つことがご想像頂けるかと思います。

子どもへのメッセージはシンプルで分かりやすい方が良いです。上の例で言いますと、「勉強の時間だよ」「外で元気に遊んで、〇時になったら帰ってね」…是非このようなシンプルなメッセージにして伝えることを意識してみてくださいね。そして、伝えて、できていることは是非認める(見て留める)声かけも意識してみましょう。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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