肌のカサカサそのままにしてませんか?|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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肌のカサカサそのままにしてませんか?

毎年秋になると肌の乾燥が目立ち、肌のかゆみが強いという相談が増えます。今日は乾燥肌についてお話します。

 

乾燥肌になる原因

  • 生理的要因:乳幼児期では皮膚機能が未成熟なため角質が水分を含む量が低下
  • 環境要因:湿度が低下する季節、紫外線暴露、過度な入浴、不適切なスキンケア
  • 皮膚疾患など:アトピー性湿疹や内臓疾患に伴う場合

 

乾燥肌の症状

肌の乾燥にともなって、触るとざらざらとし、さらに進行するとかゆみをともなうようになり、ひっかくことによって、炎症が引き起こされて、湿疹することもあります。さらに進行すれば、皮膚に色素沈着、硬くごわごわする(苔癬化)までおよぶこともあります。

 

治療

かゆみを伴わない場合には、過度な入浴をふせぎ、肌に刺激がつよくかかるこすることを避け、市販の保湿剤でのセルフメディケーションで対応することもあります。

しかし、セルフメディケーションでもよくならず、かゆみも伴うような場合には、医療用保湿剤での治療を検討した方が良いでしょう。

 

医療用保湿剤の種類

モイストチャライザー:水溶性成分を含み、直接的に角質水分を増加させる

 例:ヘパリン類似物質、尿素

エモリエント:皮膚を覆うことにより水分蒸散を抑え、間接的に角質水分を増加される

 例:ワセリン

 

スキンケアのポイント

・石鹸は泡立てたもので、手のひらにとり、優しく体を洗い、すすぎ残しがないように気を付ける。

・タオルでこすらずに、押し拭きをする。

・入浴後に保湿剤を外用する。塗る際には、ひきのばさずに、たっぷり厚くぬる。

参考→「知っておきたい乳児のスキンケア」

 

当院では、予防接種や健診の際に皮膚についてもご相談も受け付けております。スキンケアの仕方がわからない、保湿剤を使用しているがよくならないなど、お困りのこと、ぜひご相談ください。

 

院長 藤井 明子
記事監修
院長 藤井 明子

北里大学医学部卒、東京女子医科大学医学系大学院修了、東京女子医科大学病院、千葉市立海浜病院、長崎大学病院、長崎県立こども医療福祉センター

医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医

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