臍ヘルニアの圧迫固定療法|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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臍ヘルニアの圧迫固定療法

臍ヘルニアといってもなじみがないかもしれませんが、いわゆる出べそのおはなしです。生下時には臍部の膨隆はみとめませんが、生後2~4週ごろに臍部が膨隆しはじめて、生後2~3か月ごろまでに次第に大きくなります。これが臍ヘルニアです。自然治癒することが多く、従来は予後良好とされ放置されていた時もありました。しかし、中には長期にわたって臍部の皮膚が進展するために、臍部が周囲の皮膚から突出した状態(臍突出症)になり、形成術が行われることもあります。
当院では、臍ヘルニアに対して綿球を用いた圧迫固定療法を行っています。この固定療法で早期に直すことにより、臍突出症が残るのを防ぐことが期待できます。生後2か月のワクチンデビュー外来やそれ以降の予防接種の際でも臍を診察し、必要に応じて圧迫固定療法を開始いたします。ご心配があれば、まずはご相談ください。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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