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発達外来では、言葉の遅れや、運動発達の遅れの相談を多く伺っています。医学的に診断がつく場合もありますが、原因がよくわからない場合もあります。診断も大切ではありますが、同じくらい大切なのが、言葉の遅れ、運動発達の遅れに対する対応策の検討です。当院では、発達の遅れがあるお子さんに対し、院内での療育を行っています。また、個別のリハビリ(理学療法、作業療法、言語療法)が必要と判断することもあります。
理学療法:運動機能の改善を目的に行われる治療法。
子どもをよくみている理学療法士さんは、運動発達を促すポジショニングの仕方、靴の選び方、家での工夫すべきことなど教えてくれます。
作業療法:日常生活動作、社会適応能力の改善を目的に行われる治療法。
遊びを通して、体と手の発達、日常生活活動(食事や着替えなど)の獲得と向上を目指します。一緒に遊ぶことを通して、人の気持ちを共感することなど社会適応の改善もはかります。
言語療法:言語発達・発音の改善、食事摂取の改善を目的に行われる治療法。
語彙力、コミュニケーション力を伸ばすことや、発音の改善も目指します。口腔周囲の感覚過敏、舌や噛む、飲み込む動きが未熟で食事に困難な場合には、摂食指導も行います。
こういったリハビリは、ご家庭で専門の療法士さんの訪問を受けることも可能です。自治体にもよりますが、さくらキッズくりにっくのある世田谷区には、区内に暮らすお子さんへ訪問リハビリを提供する訪問看護ステーションがあります。訪問看護ステーションの利用のためには、主治医の意見書が必要となります。
意見書が必要な方、発達の遅れでこまっているけれど主治医が見つかっていない方、いつでも相談にのります。ぜひ、さくらキッズくりにっくの発達外来にご相談ください。予約の際は、クリニックにお電話ください(03-5451-0016)。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医