運動・感覚の発達を伸ばす 遊びのアイディア|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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運動・感覚の発達を伸ばす 遊びのアイディア

こんにちは。さくらキッズくりにっくの療育士です。

お子さんが年中~年長さんになると、日々の遊びも一段とダイナミックになってくることと思います。お子さんの動きを観察していて、「もしかしてうちの子、この動き苦手かな?」と感じることがあるかもしれません。

たくさんある体の動きの中から、今回は「歩く」と「ぶら下がる」に注目し、体を大きく使った運動・感覚あそびをご紹介したいと思います。




【転びやすい・足がもつれる】

よく転んでしまうというお子さんは、体の軸が安定しない、バランスが取りにくい、物がうまく避けられない、などの要因が考えられます。また、足がもつれやすいお子さんは、足がしっかり振れていない、体が左右にぐらつく、両足が協調していない、などの要因が考えられます。

 

check!

▢立ったりしゃがんだりできますか?

▢ケンケンができますか?

▢落ちている物から目的の物を見つけ出すことができますか?

▢ジャンプをしたときに、足が同じ高さになりますか?

▢段差から飛び降りたときに、よろけずにいられますか?

▢階段をスムーズにのぼることができますか?

▢立って靴を履くことができますか?

 

遊びのアイディア

①手押し相撲…体をしっかりと安定させ、バランスをとる練習になります。まずは大きな枠からはみ出ないように。次に小さい枠や台などを使って徐々に難しくしていきます。

 

②クッション渡り…クッションのような柔らかいものの上をあるいてみましょう。お布団でもよいです。転んでも痛くないので、早足で歩いたり、ジャンプにもトライ!

 

③キックで的当て…ボールを狙ったところへ蹴ることを通して足を動かす方向を意識させます。ボールや的の大きさを変えて段階づけて行うとよいです。慣れてきたら、右足で左の的を当てるなど、足とは反対の方向にある的を狙ってみましょう。




【握れない・ぶら下がれない・支えられない】

 ぶら下がりができるためには、手で握り続ける力や、腕で体重を支え続ける力がとても大切です。また、足を浮かせることを怖く感じたり、感覚が敏感なお子さんの場合、鉄棒などの握る物の感触が苦手という場合も考えられます。

 

check!

▢棒を握るときに親指が使えていますか?

▢腕立ての姿勢をキープできますか?

▢両手に荷物を持って歩くことができますか?

▢仰向けで体を丸くした姿勢を10秒以上とれますか?

 

遊びのアイディア

①手押し車… お子さんが両手を床についたら、大人が足を持ち上げます。手押し車の姿勢をとるだけでも体を支える練習になります。大人は子どもの腰→ひざ→足首と持つ位置を変えることで、手にかかる体重を調整することができます。 

 

②布のソリ…荷物や人を毛布の上に乗せて引っ張ります。握る力・握りながら腕を使うスキルを養うことができます。荷物を運ぶときには、宅配便ごっこなどイメージ遊びを盛り込むと楽しめます。




いかがでしたでしょうか?是非お子さんと楽しみながら体を動かしてみてください。

 

運動や感覚に関わることで、「なんだか気になる…」「うちの子の年齢ではどうだろう?」というご心配があれば、さくらキッズくりにっくでお気軽にご相談下さい。療育士とお話ができる、育児・発達相談も随時受け付けております。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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