運動・感覚の発達を伸ばす 遊びのアイディア その2|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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運動・感覚の発達を伸ばす 遊びのアイディア その2

こんにちは。さくらキッズくりにっくの療育士です。

8月のブログでは、転びやすい、ぶら下がって体を支えられない、といったつまずきについて、体を大きく使った遊びをご紹介しました。

今回は、年中さん年長さんが園で行うことも多い、手指を使う「ねんど遊び」と「折り紙」を取り上げ、遊びをはぐくむ工夫についてお話していきます。

 

【ねんどで形を作るのが苦手】

ねんどは、形をイメージしたり立体的に捉える力が身につく遊びです。上手に形を作れないお子さんは、手の力加減や動かし方がわからないのかもしれません。お手本があっても作れないお子さんは、大きさや奥行きなど形を立体的に捉える力が弱い可能性もあります。

 

check!

▢小さいものをつまむことはできますか?

▢クレヨンや鉛筆の芯を折らずにお絵描きができますか?

▢積み木やぬりえ、パズルはできますか?

▢箱におもちゃをしまうことができますか?

 

遊びのアイディア

①積み木を使ってみよう… 色々な形の積み木にねんどをくっつけて形を作って遊びます。立体的な形を1から作らずとも遊びが成立するので、苦手意識を持たずにねんどに触ることができます。「どんな形?」「どっちが大きい?」などお話しながら遊ぶことで、形を捉える力も身に付きます。

 

②宝探しゲーム… ねんどの中にビー玉やおもちゃなどを隠し、お子さんに中身を取り出してもらいます。大人と役割交代をして、お子さんに隠してもらうようにすると、上手に隠そうと手の力加減や動かし方を工夫するようになります。

 

【角と角を合わせられない・折り目をしっかりつけられない】

 角や辺を合わせるには、しっかりと見ながら手を動かすことや、左右の手の役割分担が必要です。また、つまんだり折り目をなぞったりと、それぞれの指をバラバラに動かさなければいけません。

 

check!

▢ぬりえはできますか?

▢利き手は決まっていますか?

▢紙を押さえながらお絵かきできますか?

▢人差し指を1本立てて「しずかに」のポーズができますか?

▢指を折って数を数えることはできますか?

▢おにぎりをつぶさずに持って食べられますか?

▢まっすぐ座ることはできますか?

 

遊びのアイディア

①新聞ビリビリ遊び…左手と右手を動かす方向が逆になるような動作をすることで、左右別々の動作が上達します。

 

②タオルたたみのお手伝い…タオルは滑りにくく、少しずつずらして角と角を合わせて折ることができます。

 

③ビー玉つまみ競争…ビー玉・おはじき・ビーズなどを親指と人差し指でつまんで、反対の手の中指・薬指・小指で作った筒の中に何個入れられるか競争して楽しみます。

 

いかがでしたでしょうか?是非お子さんと楽しみながら行ってみてください。

 

うまく遊べるようになることで、日常生活や学習の動作をスムーズに獲得することができます。さくらキッズくりにっくでは、遊びやゲームを楽しみながら、つまずきにアプローチする療育トレーニングを行っています。運動や感覚に関わることでご心配があればお気軽にご相談下さい。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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