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こんにちは。さくらキッズくりにっくの看護師です🌸
新生活がスタートし、そろそろ生活の変化が心身の変化として現れてくる時期かと思います。そのなかで、特に便秘になる方が多くなる時期です。そのため今回は便秘についてお話ししたいと思います。
便秘の改善に大切なのは、生活習慣の見直しと食事療法です。
①早寝早起きに努め、ゆとりあるトイレの時間をもち、大腸が活発になる朝方にトイレへ座る習慣づけをすること。
②トイレに行きたくなった時に我慢をしないこと。
③トイレットトレーニングを始める方の場合は、排便のリズムがついてから無理なく始めること。
④しっかり食事や水分をとらないと、便の素が腸に溜まりづらく、大腸も正常に動きにくいため便が滞留し硬くなります。乳幼児期の場合は、腹筋がまだ発達していないので踏ん張る力が弱いこともあり、便秘になりやすいです。
それを防ぐためにも食事療法が大切です。特に食物繊維の摂取が効果的で野菜、果物、海藻、豆類、芋類に多く含まれています。お菓子、甘い飲み物だけではなくしっかりとした食事をとりましょう。
しかし、以上を工夫しても改善が無いときもあります。
その際は小児科の受診をしていただき医師により指導の元、お薬での治療になることもあります。薬の使い方が不十分で便秘状態が続くと大腸はそれを記憶してしまい、なかなか便秘状態を改善できにくく、そのことから浣腸や薬は癖になると誤解されていることがありますが、自己判断で調整せずきちんとした治療の元、便秘ではない状態を作ることが大切です 🙂
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医