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「落ち着きがないので、小学校に入ったら心配です」
「就学後、お友達との関わりが上手にできるか不安です」
こんにちは。さくらキッズくりにっくの心理士です。
今回は、当院で実施している5歳児健診についてお話します。
冒頭の言葉は、就学を目前とした時期に発達外来でよくお聞きします。
年長さんになり、小学校入学が現実に見えてくると、先生の話を聞けるのか、友達とのトラブルは起きないか、勉強についていけるのか…など悩みや心配も現実的になります。
しかし、年長さんは就学の準備や幼稚園・保育園最後のイベントもたくさんあり、とても忙しく、心配ごとを抱えたまま入学してしまう…ということも少なくありません。
そのようなことを防ぐために活用していただきたいのが、『5歳児健診』です。
5歳児健診は5歳のお誕生日を迎えた年中さんを対象に行っているため、小学校入学までに余裕を持ってご相談をすることができます。
🌸5歳の発達とは…
<発達面>
・お話が上手になり、「もし〇〇だったらどうする?」のような仮定の話や「〇〇だから △△しよう」という声かけを理解するようになる。
・左右の理解が進み、自分の身体の左右が分かり始める。
・じゃんけんなど、簡単なルールを理解できるようになる。
・10程度の数を数えたり、言われた数だけ選び取ることができるようになる。
・手先が器用になり、三角形など斜めの線が書けるようになる。
<情緒面>
・自我(自分自身の認識)が育ち、「わたしたちは〇〇ぐみ」という仲間意識が出てく
る。
・自立心が芽生え「自分でなんでもやりたい」と言うようになったり、大人への反抗心も出てくるようになる。
・「はずかしい」という気持ちが芽生え、我慢や感情をコントロールしようとするようになる。
・ものごとの「良い/悪い」が分かるようになってくる。相手に対して「おかしい」という気持ちが出てくる一方で、お友達と一緒に喜びや悲しみを共有することができるようになってくる。
※上記に挙げたものは、あくまで一例です。お子さんの成長のペースや得意・不得意はそれぞれ違います。
当院では心理士や療育士など、発達に関する専門職がお子様と直接お会いし、発達面や情緒面などについて詳しく見ています。
必要に応じて、より専門的な相談場所や支援先についての情報提供も可能です。
発達外来を受診するか迷っている…という方にもぜひ受けていただくことをお勧めします。
ご予約はお電話で行っています(03-5451-0016)。
ぜひお気軽にお問合せください。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医