こどもの事故 意外と危ないこんなもの⑥ こんなものが?!思わぬやけどに注意!|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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こどもの事故 意外と危ないこんなもの⑥ こんなものが?!思わぬやけどに注意!

こんにちは。さくらキッズ看護師です。

寒くなってくると、温かい飲み物を作ったり、ストーブを使う機会が増えてくると思います。

消費者庁によれば、2020年12月までの約10年間の間に、2歳以下の電気ケトルや炊飯器によるやけどは333件、グリル付きコンロによるやけどは50件、他にも温かい飲み物がこぼれたり加湿器やストーブに触れたりしたやけどは、合わせて約2000件起きています。

大人にとっては身近な製品も、お子さんにとってはやけどの危険があるものもあります。

正しい知識を身に着けて、お子さんの安全を守っていきましょう!

 

★やけどって?

皮膚にお湯など熱いものがついて起こる障害のことです。

皮膚が赤くなるだけの軽いものから、水泡ができたり、皮膚の色が白や黒くなる重いものまで様々あります。

 

★子どものやけどの特徴は?

お子さんは年齢が小さければ小さいほど、皮膚が薄いため、大人に比べやけどが深くなる傾向にあります。ホットカーペットやカイロなどにより低温やけどは、軽傷に見えても内部まで深いやけどが進行している可能性があるので、注意しましょう。

 

★受診の目安は?

救急車を呼んでほしい状況

・全身・顔のやけど

・腕1本、足1本、お腹や背中の20%のやけど

・全身の10%

・皮膚が白く変化しているやけどが深い場合

 

すぐに受診したほうが良い状況

・手や足の指

・陰部のやけど

・水泡ができている状況

水泡がつぶれてしまうと、感染を起こす可能性があるので、つぶさないように保護しましょう!

 

★お家でできることは?

10分ほど優しく冷やしてあげてください。

皮膚に直接シャワーをあてると刺激になってしまうため、容器にためた水で冷やすようにしましょう。服の上からお湯をかぶってしまった場合には、服を無理に脱がさずに、服の上から流してあげてください。

 

★気を付けたほうがいいものは?

・テーブルクロスの上の温かいもの(飲み物、お鍋、ホットプレートなど)

・電気ケトル、ポットなどにつながるコード

・フライパンのとって

・炊飯器やポットの蒸気

・かいろや湯たんぽ、ホットカーペットなどの保温用具

・魚焼きグリル(1歳前後のお子さんが手を伸ばせる高さ)などなど

 

🌸お子さんの手の届かないところに!とはどのくらいの高さなの?

台の高さ+手の届く範囲(背伸びも考慮)といわれています。

1歳→約90㎝

2歳→約110㎝

3歳→約120㎝

ご自宅にある家具の高さはどうかな?と、この機会に確認してみてください。

 

年末年始はなにかと忙しくなりますよね。大掃除などで物の位置が変わったり、いつもと違う場所に行ったり、お子さんからどうしても目が離れる機会が増えると思います。

お子さんにとってはどうかな?と考えることで、大人よりも敏感なお子さんのお肌を守っていきましょう。

ほかにも危険なものは身近に潜んでいます。

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院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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