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みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
年末からインフルエンザが異例のスピードで流行し、親御さんは慌ただしい日々を過ごされていたかと思います。
やっと落ち着いてきたかな?と思った矢先に次は花粉の時期がやってきました。
毎年この時期になると「さらさらの鼻水が止まらなくて、花粉症ですか?」とご受診される方が多くなります。
花粉症は初期治療が重要!
気象庁によると東京都は1月上旬よりスギ花粉が飛び始めたと発表しました。
初期治療の開始目安である飛散の1−2週間前に内服を開始することが効果的です。
期待される効果
①発症が遅くなる
②ピーク時の症状が軽減される
③点鼻・点眼薬などの薬の使用頻度が少なくなる
早くも症状がでて受診される方も増えています。
心当たりのある方はお早めにご相談ください🌸
そもそも花粉症とは?
花粉症は、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応です。体の免疫反応が、 花粉に過剰に反応して花粉症の症状がでてきます。 今飛散しているのはどんな花粉? 関東地方では、2月から4月はスギ花粉、4月から5月はヒノキ花粉、6月から8月はカモガヤなどの イネ科花粉、8月から10月はブタクサやヨモギなどの雑草類の花粉が主として飛散します。 また、北海道と本州の一部では4月から6月にかけて口腔アレルギー症候群と関連の深いシラカバが飛散します。
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花粉症の治療方法は?
当院では2種類の花粉症治療を行っています。
◎つらい症状を抑えるためのお薬の処方
◎スギ花粉症を治療するための舌下免疫療法(5歳以上)
薬物療法と舌下免疫療法の違いは?
これまでの薬物療法は症状を起こす物質(ヒスタミンなど)の働きや鼻の中の炎症を抑えて症状を和らげます。アレルゲン免疫療法は体をアレルゲンに慣らして、症状を和らげたり、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
いつから始められるの?
スギ花粉症に対する舌下免疫療法はスギ花粉の飛散時期は新たに開始することはできません。アレルゲンである「スギ花粉」に対して体の反応が敏感になっているため、スギ花粉が飛んでいない時期に治療を開始します。
どのくらい治療するの?
少しずつアレルゲンを投与し、体をアレルゲンに慣らすことから始め、数年にわたり継続して服用します(3年以上推奨)。そのため、定期的な治療が必要です。
当院では基本的に1ヶ月おきに受診をしていただいていますが、治療が安定してきたらオンライン診療の活用も可能であり(医師の指示による)、2ヶ月に1度の受診でフォローしていくこともできます。
初期治療から始めて、来年の花粉の時期に備えて舌下免疫療法を検討していくことも可能となりますので、まずはさくらキッズくりにっくにご相談ください!
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医