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こんにちは。さくらキッズくりにっくの心理士です🌸
夏休みが始まって1週間ほどが過ぎました。
子どもたちは元気いっぱいでも、毎日の食事の準備や宿題の声かけ、兄弟げんかの仲裁など、保護者の皆さんは「思っていたより大変だな」と少し疲れを感じ始める頃かもしれません。
この時期は「夏休みに入ってから親子でぶつかることが増えました」「親子で過ごす時間が長くなって、お互いに疲れて来ました」といったご相談をお受けすることがあります。
夏休みは普段とは違う生活になるからこそ、親子ともに心や体のリズムが変わりやすい時期です。少し疲れを感じたり、思うようにいかなかったりするのは、決して特別なことではありません。
だからこそ、まず皆さまにお伝えしたいのは、「全部頑張らなくて大丈夫」ということです。
夏休みになると、「せっかくなら、いろいろな経験をさせてあげたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
旅行や帰省、習い事、自由研究、地域のイベント…。子どもにとって貴重な体験になる機会がたくさんあります。その一方で、「毎日何かをしなければ」と気持ちが焦ってしまうこともあります。
子どもの発達を考えると、大切なのは予定の数ではありません。
例えば、公園で虫を探したり、家の積み木で遊んだり、「今日は何をしようかな」と考えながら過ごしたりする時間も、子どもにとっては意味のある経験です。
発達心理学では、このように自分で考え、選び、試してみる経験の積み重ねが、自主性や問題解決する力の育ちにつながると考えられています。
大人から見ると「何もしていない」ように見える時間も、子どもの心の中ではたくさんの学びが起こっています。
夏休みは、夜更かしや朝寝坊が続きやすい時期です。
もちろん、普段より少しゆっくり過ごす日があっても構いません。しかし、生活リズムが大きく乱れると、夏休み明けに元の生活へ戻ることが大変になってしまいます。
おすすめなのは、
といった、基本的な生活の流れを意識することです。
「毎日同じ時間に起きられた」「朝ごはんを食べられた」など、小さな積み重ねを大切にしていきましょう。
子どもと一緒に過ごす時間が長くなると、ついイライラしてしまう日もあります。
「もっと優しく接したかった」
「怒りすぎてしまった」
と後から振り返ることは誰にでもあります。
保護者が疲れているときは、子どももその変化を感じ取ります。
だからこそ、好きな飲み物を飲んだり、誰かと話したりと、保護者の方自身が休息する時間もぜひ大切にしてください。
夏休みは自由に過ごせる時間が増えるため、「宿題が終わらない」「ゲームばかり」「兄弟げんかばかり」と、できていないことに目が向きやすくなります。
そのような時は、一日の終わりに「今日できたこと」を一つだけ探してみてください。
例えば、
など、どんな小さなことでも構いません。
保護者が子どもの良いところに気づくことで、子ども自身も「認めてもらえた」という安心感につながります。また、保護者の方もご自身の「今日できたこと」を見つけることをおススメします。
最後に…
「これでいいのかな」と悩むのは、お子さんを大切に思っているからこそだと思います。
もし、お子さんとの関わり方に迷ったり、育てにくさを感じたり、「誰かに話を聞いてほしい」と思うことがあれば、一人で抱え込まずに当院の心理士外来へ相談をご利用ください。
この夏休みが、親子にとって「完璧な夏」ではなくても、「笑顔の時間が少し増えた夏」になりますように。
滋賀医科大学医学部医学科 卒業、大津赤十字病院初期研修医、滋賀医科大学医学部付属病院 小児科、静岡県立こども病院 血液腫瘍科、聖マリアンナ医科大学病院 小児科助教
日本小児科学会 小児科専門医、日本血液学会認定 血液専門医、小児血液・がん学会、日本血栓止血学会