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花粉症とは、風で運ばれた花粉が鼻や眼の粘膜に付着した時に、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、眼の充血・かゆみ・なみだ目を起こします。日本では「スギ」、「ヒノキ」が多くを占めています。近年、花粉症の発症年齢が低年齢化しており、こどもでも見られるようになりました。東京周辺では、毎年2月から5月頃にかけて、「スギ」や「ヒノキ」の花粉が飛散し、花粉症を発症します。昨年までに花粉症の症状があった人は今年も発症する可能性が高く、またこれまでに花粉症を起こした事がない人にも発症する可能性があります。
<治療>
薬物療法(抗アレルギー薬、点眼薬、点鼻薬など)があります。この薬は効果が現れるのに時間がかかるものが多く、また中止すると効果がなくなるので、花粉が飛び始める前に使用を開始し、花粉のシーズンが終わるまで続ける事が勧められます。昨年までに花粉症の症状があった人は、花粉が飛び始める前からの早めの治療が勧められます。
舌下免疫療法(減感作療法)は、花粉症の原因であるスギを含む成分を少量ずつ内服していくことでスギに対する過敏な反応を減らしていく治療で、5才から開始できます。ご相談ください。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長
医学博士、小児科専門医、小児科指導医