フルミストってどんなワクチン?|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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フルミストってどんなワクチン?

 

昨年ご好評いただいた経鼻弱毒生インフルエンザワクチン『フルミスト』を、今年も実施しいたします!

フルミストは昨年初めて発売されたワクチンであったこともあり、効果や副反応に関してのお問い合わせを多くいただきました。そこで、今回はフルミストとはどのようなワクチンなのか、どのようなお子さんにお勧めなのかについてご説明いたします。

 

1.フルミストとは?

フルミストは通常の注射型ワクチンとは異なり、鼻腔内に噴霧するタイプの弱毒生インフルエンザワクチンです。

鼻腔内に噴霧するため、注射のように針で穿刺する必要がなく、接種する方の心理的・身体的負担の軽減が期待できます。

 

2.接種対象者は?

2歳以上19歳未満

 

3.接種回数は?

両方の鼻に1回ずつ0.1mL噴霧します。年齢に関係なく、1回のみで終了です。

(海外では8歳以下で過去にインフルエンザワクチン接種歴のない方は2回接種が必要とされていますが、国内の治験では1回接種でも効果が確認されており、2回接種は不要としています。)

 

4.メリットは?

鼻腔内に噴霧するため、注射のように針で穿刺する必要がなく、接種する方の心理的・身体的負担の軽減が期待できます。

ワクチンの効果は約1年間持続すると言われています。(注射によるワクチンの効果は5~6ヶ月程度です)

そのため、早い時期からインフルエンザウイルスに備えたい受験生や注射を嫌がるお子さまにおすすめです。

 

5.副作用は?

鼻汁や鼻閉など鼻炎症状が主な副作用です。咳や頭痛の報告もあります。

 

【注意事項】

フルミストは生ワクチンのため、接種して2週間ほどはインフルエンザ様症状が出現する可能性があります。

接種後に発熱や風邪症状が続く場合は医療機関を受診してください。

また他院を受診する場合は、フルミストを接種したことを必ず医師に伝えてください。

接種後1~2週間は、重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えましょう。

 

【接種できない人】

・妊娠中、授乳中の人

・卵白、ゼラチンに対して重度のアレルギーがあり、アナフィラキシーの既往がある人

・日常的に免疫不全の方と接触する人

・アスピリン服用中の人

・明らかな熱(37.5度以上)がある人

 

【医師と相談が必要な人】

・喘息のコントロールが不良の人

・慢性疾患(心疾患、肝疾患、腎疾患、糖尿病、貧血、嚥下困難や呼吸障害を伴う神経疾患、免疫不全など)の人

 

具体的な予約開始時期や料金などの詳細は、今後ホームページのお知らせやインスタグラムにてご案内していきます。

 

院長 松岡 明希菜
記事監修
院長 松岡 明希菜

滋賀医科大学医学部医学科 卒業、大津赤十字病院初期研修医、滋賀医科大学医学部付属病院 小児科、静岡県立こども病院 血液腫瘍科、聖マリアンナ医科大学病院 小児科助教

日本小児科学会 小児科専門医、日本血液学会認定 血液専門医、小児血液・がん学会、日本血栓止血学会

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