こどもの熱中症対策|世田谷区、桜新町の小児科|さくらキッズくりにっくのブログ

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こどもの熱中症対策

梅雨も明け、すっかり夏らしい暑さになってきましたね 😎 これからの季節、やはり心配なのが熱中症です。
今回のブログではお子さんの熱中症についてお話ししていきます。

こどもの熱中症  

気候が高く暑い時期に、大量の汗で身体の水分や塩分が失われ、体温調節がうまくできなくなってしまうことを言います。

お子さんは大人に比べて体温調整機能が未熟で、暑さを感じてから汗をかいて体温を下げるまでに時間がかかります。体に占める水分の割合が多く、体重あたりの体表面積が大きいため、外気温にも影響されやすいです。また大人よりお子さんのほうが地面からの照り返しの影響を強く受けます。ある調査では気温30℃でのベビーカー内の温度は36℃だったという結果も出ています!

そしてお子さんは遊びに夢中になっていると、自分でも体調の変化に気づけないことがあります。

熱中症を予防しよう

こどもは大人に比べて熱中症になりやすく、また暑さや喉の渇きを伝えることが難しいため、周りの大人たちが十分に気を付けてあげる必要があります。

「のどが渇いた」と言う前に、こまめに水分と塩分を補給させましょう。できればイオン飲料が望ましいです。なるべく通気性の良い服装を選び、帽子もかぶりましょう。また時々日陰や屋内で休憩を取りましょう。  

ベビーカーは照り返しが強く、想像よりも熱くなります。常にお子さんの様子に気を配ってください。

熱中症になってしまったら

意識がぼんやりする、痙攣している、体温が40℃以上、汗が出ないといった状態は大変危険ですので、速やかに救急車を呼びましょう。到着を待つ間も身体を冷やすことが大切です。  

意識がしっかりしていてもめまいがする、顔色が悪い、嘔吐・腹痛が見られたら、すぐに涼しい場所に移動し、太い血管のある脇の下や首などを氷で冷やす、濡れタオルで身体を拭くなどし、誤嚥がないようならイオン飲料をこまめに与えましょう。それでも改善がないようなら病院を受診しましょう。

 

熱中症対策をしっかりして、夏を思いっきり楽しんでください❣

過去のブログ記事もご参照ください☞熱中症にご注意を☀ | blog (sakurakids-clinic.com)

院長 藤井 明子
記事監修
院長 藤井 明子

北里大学医学部卒、東京女子医科大学医学系大学院修了、東京女子医科大学病院、千葉市立海浜病院、長崎大学病院、長崎県立こども医療福祉センター

医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、てんかん学会専門医

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